ブロック構築的タルキール覇王譚考察⑦
2014年9月21日 ブロック構築多色56枚。
◇《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul》
変異 2BUG
各氏族に1体づつ存在する3色変異サイクル。
スゥルタイは飛行と戦闘ダメージを与えるとルーター能力。
ルーター能力はジェスカイに多いが、あちらはクリーチャーで無い呪文が必要だったりマナ・コストが必要だった。回避能力のお陰で毎ターンノーコストでルーター出来るのは《グドゥルの嫌悪者》だけ。
スゥルタイらしく墓地の枚数を増やして探査するデッキのルーター役として最適だ
◇《アブザンの隆盛/Abzan Ascendancy》
各氏族に1枚づつ存在する隆盛エンチャントサイクル。
1つ目の能力はCIPであなたの各クリーチャーに+1/+1カウンターが乗る。アブザンの+1/+1カウンター能力が全てに適用されるのは強い。単純に全体強化としても強力で、ウィニーやトークンデッキでも強力だ。
2つ目の能力はトークン以外が死亡すると1/1飛行トークン。全体除去を気にせずクリーチャーを並べられるのが偉い。《血に染まりし勇者》をぐるぐるするコンボも楽しそうだ。
他の隆盛エンチャントは先に置いて意味のあるカードだが、《アブザンの隆盛》はクリーチャー依存なので先に置く意味は少ない。全体除去が5マナであることも考えて3ターン目にはクリーチャー優先させよう
◇《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
各氏族に1枚づつ存在する魔除けサイクル。3つの効果から1つを選ぶ。
・対象のパワー3以上クリーチャーを追放。裏向きのパワー2が基準の環境では若干対象が少ない。しかしフィニッシャーを除去出来るのは強いし、時間を掛けてパワーを上げる長久、非生物呪文でパワーを上げる果敢、墓地をコストに大型クリーチャーを召喚する探査、パワー4の獰猛等、色々なメカニズムに強い除去は環境で活躍できそうだ。
・2点ライフを2ドローに変換。劣勢時は使い辛いが、ルーター能力よりハンドアドバンテージで優れている。ただし他の能力も強いので基本的には他のモードを使いたい。このモードを使うのは戦場が平地になっている時くらいだ。
・+1/+1カウンター2個を任意に設置。長久2回分で、コンバットや火力回避や+1/+1カウンターシナジーのどれに使っても優秀。
どのモードも優秀だ。アブザンなら必ずデッキに入れよう
◇《アブザンの先達/Abzan Guide》
変異 2WBG
3色変異サイクル。
アブザンは絆魂。絆魂はアブザンの+1/+1カウンターとの相性もいい。
絆魂はは速攻デッキ対策として優秀だが、特に変異+絆魂は相手のフル攻撃時に時に役に立ちそうだ。
さらに戦士でもあり、戦士のパワー強化と絆魂は相性が良い。戦士デッキでも主力として使えそうだ
◇《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
アブザンの伝説のクリーチャー。
3マナ4/4。他の3マナクリーチャーとはサイズが違う。
攻撃するとタップ状態のクリーチャーに+1/+1カウンター。長久と比べても速度が違う。ウィニーのクロックが増えるが強いし、長久でタップしたクリーチャーも強化出来るのも強い。警戒とは噛み合わないが、そこは伝説のクリーチャーに合わせてデッキを組もう。
さらに相手のクリーチャー・カードは墓地に置かれる代わりに追放される。立っているだけで探査、PIG、リアニメイト、《血の暴君、シディシ》を対策してしまう。やっぱり伝説のクリーチャーは凄い
◇《足首裂き/Ankle Shanker》
速攻+攻撃するとあなたのクリーチャーは先制攻撃+接死。
先制攻撃+接死の組み合わせは戦闘で強い。強襲で並べたマルドゥの軽量クリーチャーがフル攻撃出来るのは強い。
また攻撃していないクリーチャーも先制攻撃+接死を得る。召喚酔いしている《湯熱の精》が接死ティムになるぞ
◇《軍備部隊/Armament Corps》
CIPで+1/+1カウンターを2個設置。
やはりアブザンと相性が良い。単体でも6/6なら十分戦力になる。
ちなみに相手のクリーチャーに+1/+1カウンターを置けない。《アブザンの魔除け》とコンボは出来ないが気にする程ではない
◇《なだれの大牙獣/Avalanche Tusker》
攻撃すると対象にブロックを強要する。
限定的だが毎ターンに対象に6点火力と考えると強い。壁を破壊したり、適当な変異を破壊出来れば強い。
獰猛、強襲を封じればデッキタイプによっては一方的に勝つことができる
◇《熊の仲間/Bear’s Companion》
4/4トークン+2/2の仲間。
主役は獰猛する4/4トークンだ。獰猛を妨害されても2/2が残るなら悪くはない。
《死者の王、ケルゥ》のリアニメイトなら4/4トークンを完全リアニメイトも可能
◇《軍族の解体者/Butcher of the Horde》
4マナ5/4飛行。流石に3色デーモンは強い。
生け贄を用意すると速攻か警戒か絆魂。何度も書いたが、どの能力も強力だ。
生け贄は序盤に強襲したクリーチャーを利用すると無駄がない。《血に染まりし勇者》をぐるぐるさせよう
◇《刃の隊長/Chief of the Edge》
戦士ロードその1。
戦士デッキのパーツは以下の33枚。戦士デッキを組んでみよう
◇《鱗の隊長/Chief of the Scale》
戦士ロードその2。
戦士デッキは色の分布からマルドゥかアブザン、もしくは青を除いた4色になる。
プレインズウォーカーや隆盛エンチャント、強力な除去を積んだ戦士デッキは強そうだ
◇《はじける破滅/Crackling Doom》
一番パワーの高いクリーチャーを生け贄にする。(+2点ダメージ。)
布告除去の欠点は狙ったクリーチャーを除去できないことだが、パワーが一番高いクリーチャーなら大抵当たりだろう。
フィニッシャーを潰すのに優秀だが、やはり軽量クリーチャーを並べるデッキには効果はいまひとつ。メタを読んで使おう
◇《死の激情/Death Frenzy》
全体に-2/-2修整。(+ライフゲイン。)
スゥルタイのウィニー対策。もしくは裏向きを一掃するのに使おう。
自分の裏向きも流れるので気軽に変異できなくなるのに注意しよう
◇《跳ね返す掌/Deflecting Palm》
あなたに与えられるダメージをコントローラーに跳ね返すバーン呪文。意味は違うがカウンターバーンと言った感じか。
強力そうな効果だが、それなりに限定的。普通は除去の方が強いが、お互いにミッドレンジで殴り合う場合なら、絆魂に注意してタイミングを合わせれば強い。
全力《火口の爪》や全力《精神振り》を跳ね返すと気持ちい
◇《砂塵破/Duneblast》
全体-1除去。
《対立の終結》より重いが、自分のフィニッシャーを残せるのが強い。
最大1体なので自分がノンクリーチャーでも相手のクリーチャーを残す必要はない。
また対象を取っていないので対応除去で立ち消えしない。単体除去には強そうだが、解決後に残った1体をやはり単体除去されてしまう。《砂塵破》以外にも除去耐性のあるカードをフィニッシャーに選択しよう
◇《イフリートの武器熟練者/Efreet Weaponmaster》
変異 2URW
3色変異サイクル。
CIPか表向きになると対象に+3/+0修整。ジェスカイの強化は果敢や非生物呪文だと思われがち。変異クリーチャーからパワー強化が飛んでくるので意表を突けそうだ。
先制攻撃も表向きになったとき能力と噛み合って強い
◇《飛鶴の技/Flying Crane Technique》
全体をアンタップして飛行+二段攻撃を与えるジェスカイのエンドカード。
イラストを見てもジェスカイは楽しそう。《暴風》で撃ち落としたい
◇《高峰のカマキリ/Highspire Mantis》
飛行+トランプル。
タルキール覇王譚で最強クラスの回避能力、飛行とトランプルを持っている唯一のクリーチャーだ
◇《氷羽のエイヴン/Icefeather Aven》
変異 1UG
2マナ2/2飛行は強い。
表向きになるとバウンス。《引き剥がし》より重いが、打ち消しに強いのと2/2飛行が残るのが強い。
2色の変異は緑青にしか存在しなく、変異デッキを組むなら主力になる
◇《象牙牙の城塞/Ivorytusk Fortress》
相手のアンタップ・ステップに+1/+1カウンターの置かれているクリーチャーをアンタップ。
アブザンなら当然+1/+1カウンターが乗っているので、長久の微強化や、実質的な警戒と考えられる。
それだけでも十分だが、特筆すべきは《物静かな熟考》に強いことだ。自分のターンのアンタップは封じられるが、相手のターンならアンタップするぞ
◇《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
隆盛サイクル。ジェスカイのイラストは統一感が無さ過ぎて楽しそう。
1つ目の能力はクリーチャーでない呪文を唱えると全体+1/+1修整&アンタップ。全体果敢は強い。特に非生物呪文でトークンを並べるデッキと相性が良さそうだ。全体アンタップも強い。タップ能力は長久くらいだが、警戒だけでも十分だ。
2つ目の能力はクリーチャーでない呪文を唱えるとルーティング。手札から非生物呪文を唱える必要があるジェスカイにとって手札入れ替えは重要だ。
《ジェスカイの隆盛》は《ジェスカイの隆盛》でも誘発するのでデッキに4枚入れて問題ない
◇《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
魔除けサイクル。ジェスカイは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体をライブラリートップに置く。クリーチャー限定の《漂流》だが万能インスタント除去は強い。
・対戦相手に4点ダメージ。トドメに使おう。プレインズウォーカーを焼くのには1点足りなかったりする。
・全体+1/+1修整+絆魂。ライフレースでかなり有利になる。
モード1が万能で一番使われる。他のモードは状況を選ぶが強いことに変わりない。
さらに非生物呪文なのでジェスカイとシナジーする。ジェスカイなら必ずデッキに4枚入れよう
◇《死者の王、ケルゥ/Kheru Lich Lord》
毎ターン、ターン終了時までランダムリアニメイト。
ランダムと言ってもスゥルタイには探査がある。つまり墓地のクリーチャーを調整すれば好きなクリーチャーをリアニメイトできる。とは言っても1体だけ残すと持続性が無いから強いクリーチャーを何体か残しておこう。
ターン終了時か戦場を離れると追放されてしまうが、《うねる塔甲羅》《熊の仲間》《子馬乗り部隊》とかならデメリットを軽減できる。
さてリアニメイトしたいクリーチャーはと言うと、リアニメイト専用クリーチャーは思い付かない。普通にビートダウンで攻撃枚数を増やすのに使うのが良さそうだ
◇《族樹の発動/Kin-Tree Invocation》
一番高いタフネスと同値のP/Tの戦士トークンを生み出す。
スゥルタイ、アブザンはタフネスが高めなので強いトークンを生成しやすい。
1T、《縁切られた先祖》
2T、4/4
強そう
◇《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
3マナ3/3、飛行、警戒、速攻。
ジェスカイの主力クリーチャーだ。伝説じゃないから4枚入れよう
◇《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy》
隆盛サイクル。
1つ目の能力はトークン以外が攻撃すると攻撃している1/1トークン発生。攻撃するだけでクロックが増えるのは強い。強襲維持にも役立つ。頭数が増えるので《ラッパの一吹き》でフィニッシュしよう。
2つ目の能力は生け贄にすると全体+0/+3修整。クリーチャーを並べるデッキで《弧状の稲妻》《石弾の弾幕》《死の激情》を対策できる。
普通のマルドゥは攻撃できるクリーチャー優先なので必ず使うカードではないが、デッキタイプやメタによっては活躍しそうだ
◇《マルドゥの魔除け/Mardu Charm》
魔除けサイクル。マルドゥは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体に4点ダメージ。中盤までのクリーチャーは殆ど除去可能。速いターンで勝負を決めるマルドゥ向きの良い除去だ。これで倒せなくてもマルドゥには《はじける破滅》があって隙がない。
・1/1戦士トークン2体。インスタントタイミングでクロックを出せるのは悪くない。全体除去の返しでも強襲可能だ。先制攻撃もブロックで優秀。戦士デッキならシナジーも期待できる。
・相手の手札を見て生物でも土地でもないカードを1枚選んで捨てさせる。《蔑み》の穴を埋める手札破壊。全体除去を捨てさせれば優勢になる。ジェスカイ以外に対しても《魔除け》くらいは捨てさせることが出来そうだ。またインスタントの手札破壊なのでドローステップに使おう。
どのモードも強い。マルドゥなら必ずデッキに入れよう
◇《マルドゥの荒くれ乗り/Mardu Roughrider》
攻撃すると対象の1体はブロックできない。
《なだれの大牙獣》と真逆の能力で、あちらはクリーチャー除去だが、こちらは除去しない能力だ。ブロッカーに使う除去を節約できる。
クリーチャー重視で除去を最小限にしたいマルドゥに合った良いクリーチャーだ
◇《道極め/Master the Way》
キャントリップして手札の数に等しい火力。
手札の減らない除去は貴重。果敢しながらクロックを刻むジェスカイに最適な除去だ。
対象を取る呪文なので立ち消えるとドローも出来なくなる。下手に変異に対象にするよりはプレイヤーを対象にする方が安全な道だろう
◇《精神振り/Mindswipe》
Xマナ払わないと呪文を打ち消す、X点火力。これこそカウンターバーンに相応しい。
強い打ち消す/火力だが、重くて盤面には触れない。しっかりクロックを用意するか、盤面をコントロールしないと真価を発揮出来ない。しっかり考えてデッキを構築しよう
◇《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》
ジェスカイの伝説のクリーチャー。
P/Tは低いが、先制攻撃で裏向きにも負けず、呪禁で除去耐性もある。
攻撃するとライブラリーを4枚追放し、そのターンにクリーチャーでない呪文をタダで唱えられる。果敢的な意味でインスタントが好ましいが、アドバンテージが得られるのでどの呪文でも嬉しいはず。除去か火力を引けば戦闘で生き残り易く、アドバンテージを維持出来るようになる。
デッキ中のクリーチャーでない呪文を増やす程期待値が上がる。果敢を忘れて、クリーチャーを《悟った達人、ナーセット》4枚に絞ったコントロールデッキなんかも構築できそうだ
◇《子馬乗り部隊/Ponyback Brigade》
変異 2RWB
3色変異サイクル。
マルドゥはCIPか表向きになると1/1トークン3体。裏向きとサイズは変わらないがクロックは増える。
変異の中では特にバウンス系には強いので、バウンスが流行る環境で特に活躍できそうだ
◇《ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer》
2マナ2/2。強力な能力を2つも持っている。
1つ目の能力は+2/+2修整。3ターン目に4/4相当で攻撃できるし、終盤にマナが余ればフィニッシャーにもなる。起動コストの色拘束が厳しいが、黒緑中心のデッキなら使いこなせそうだ。また、変異と違って見えている抑止力にもなる。ブラフには使えないが、マナを使うことなく戦線を維持することもできそうだ。
2つ目の能力は再生。この環境には「再生できない」と書かれた除去は存在しないので再生は強い。
総じて起動マナは重いが、2マナなら十分過ぎる性能だ
◇《ラクシャーサの大臣/Rakshasa Vizier》
あなたの墓地のカードが追放されると1枚毎に+1/+1が1つ乗る。
基本的に探査で墓地を追放しよう。《奈落の総ざらい》で全部追放すればサイズが凄いことになりそうだ。回避能力は無いので工夫する必要はある。
基本的でない方法として《焼き払い》で全部追放しよう。これなら攻撃が通ってからインスタントタイミングで凄い強化される
◇《騎乗追撃/Ride Down》
ブロックに参加しているクリーチャー1体を破壊。
とても限定的な除去だが2マナの確定除去は強い。前のめりな赤白ならブロッカーを除去したいからこのカードを使おう。ブロックしないと除去できないが、前のめりなデッキにとってブロックしないクリーチャーは除去する必要はない。
トランプルも得るので、チャンプブロックされても戦闘ダメージがダイレクト。トドメに使う場面も多そうだ
◇《内向きの目の賢者/Sage of the Inward Eye》
長久、果敢、探査、強襲、獰猛。楔3色がテーマのタルキール覇王譚で登場した各氏族に割り当てられたメカニズムだ。しかしこれらのメカニズムは全て単色カードの能力で、多色カードはこれらの能力を一切持っていない。
それは何故なのか? 理由は不明だが、そういう制約なので仕方が無い。
そこでジェスカイは果敢を+1/+1修整に限定することで回避した。
例えば《内向きの目の賢者》はクリーチャーでない呪文を唱えると全てのクリーチャーが絆魂を得るが、これは果敢ではない。
制約に引っかかること無く果敢のような能力を手に入れることができた。ジェスカイはすごい
◇《サグのやっかいもの/Sagu Mauler》
変異 3BG
6/6、トランプル、呪禁。
強い。こいつが最強の変異でいいよ
◇《凶暴な拳刃/Savage Knuckleblade》
3マナ4/4。3色なら普通に思えてきたが、さらに3個も能力を持っている。
1つ目は+2/+2修整。1回/Turnしか使えないが、実質6/6。伝説のクリーチャー《龍爪のスーラク》と同等の強さを持つ。
2つ目は自己バウンス。除去回避としては優秀。3つ目の能力と合わさって重い気はしない。
3つ目は速攻。最低でも1度は攻撃できるのが強い。
とても優秀だが、実質BURRのクリーチャーと考えられる。ティムールだが赤マナが重いのでマナバランスには気を付けよう
◇《秘密の計画/Secret Plans》
変異サポートエンチャントその2。
裏向きをタフネス強化。裏向き同士の戦闘で、こちらの裏向きが死ななくなるのは偉い。-2/-2修整等の裏向き専用除去も回避できる。
表向きになると1ドロー。アドが得られる能力は強い。
変異サポートエンチャントは2つとも強力だ。変異デッキを組んでみよう
◇《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant》
スゥルタイの伝説のクリーチャー。
CIPか攻撃すると3枚自己ライブラリー破壊。探査的な意味で3マナ加速だ。
1枚以上のクリーチャー・カードが自分のライブラリーから墓地に置かれると2/2トークン。クリーチャーを20枚程度入れたデッキならCIPか攻撃で1体程度期待できる。他の自己ライブラリー破壊と組み合わせればトークンで盤面を埋めることも出来そうだ。注意するのは1アクションで複数枚落ちても1体しか出てこないことだ。
能力は強いが伝説のクリーチャーの中では戦闘能力が一番低いので、安定して攻撃出来るように除去でコントロールしながら戦おう
◇《包囲サイ/Siege Rhino》
4マナ4/5トランプル。3色なら普通の性能だ。
CIPで3点ドレイン。3色なら能力があって当然だ。
アブザンデッキに4枚積まれても3色だから驚かない
◇《雪角の乗り手/Snowhorn Rider》
変異 2GUR
3色変異サイクル。
表向きは5/5トランプル。サイクル中最大サイズだ。流石はティムール
◇《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
白黒色のプレインズウォーカーはソリン。
+1能力は次のあなたのターンまで全体+1/+0修整+絆魂。全体パワー強化はクリーチャーが並んでいれば強力。次の相手ターンも継続するので警戒とも相性がいい。全体絆魂はダメージレースを過去にするから強い。しかし+1能力はクリーチャー依存なので、クリーチャーが居ないと役に立たない。コントロールでは使い辛いのに気を付けよう。
-2能力は2/2飛行トークン。クリーチャーが居ないと+1能力が弱いので、その場合は-2能力でクリーチャーを並べよう。マイナス能力で壁を出していても奥義は狙えないので他に守る手段は用意しておこう。
-6能力は対戦相手が毎ターンクリーチャーを1体生贄に捧げる紋章を得る。クリーチャーが並んだ相手には効果が薄いが、一度リセットすれば立て直しはほぼ不可能。元々クリーチャーが少ないコントロール相手に使えば、後はライブラリーアウトを待つことになる。
以上、《ソリン》は強いので白黒なら必ずデッキに入れよう
◇《スゥルタイの隆盛/Sultai Ascendancy》
隆盛サイクル。スゥルタイは能力1個。
1つ目の能力はアップキープにライブラリートップ2枚を墓地かトップに置く。毎ターン探査の種が増えるし、必要なカードは残せるのでドローの質が良くなる。
やや長期戦向きの能力で、速いデッキ相手には不向きかもしれない。遅いデッキ相手には使えるのでメタに合わせて使おう
◇《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
魔除けサイクル。スゥルタイは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・単色のクリーチャー1体を破壊。多色と無色は破壊出来ない。クリーチャー・カード122枚のうち、多色でも無色でも変異でもないクリーチャー・カードは64枚。約半分のクリーチャーを破壊出来る。モードの1つなら十分使えそうだ。
・《帰化》。サイド要因をメインで使えるのは偉い。相手によっては使えそうだ。
・2ドロー1ディスカード。《苦しめる声》がちょっと強くなった。墓地利用するスゥルタイならシナジー効果も高い。
一番使いそうなのはモード3。モード1、2も相手によっては有効だ。汎用性は一番高い魔除けなのでコントロール寄りなスゥルタイデッキを作るならデッキに入れても良さそうだ
◇《スゥルタイの占い屋/Sultai Soothsayer》
CIPでライブラリー4枚から1枚を手札に加え、残りを墓地に置く。
効果はキャントリップより4倍強い。墓地も増えるので探査に利用できる。
また2/5は《アブザンの魔除け》と《マルドゥの魔除け》に強いサイズだ。コントロールの壁役に使われそうだ
◇《龍爪のスーラク/Surrak Dragonclaw》
ティムールの伝説のクリーチャー。能力を4個も持っている。
瞬速は、ソーサリー除去を1ターン遅らせたり、防御時に攻撃クリーチャーを迎え撃てて強い。
打ち消されないは、カウンターされなくて強い。《精神振り》のバーン効果は防げないが些細な事だ。
クリーチャー・呪文は打ち消されないは、後続もカウンターされなくて強い。ちなみに変異もクリーチャー呪文だがら打ち消されない。
他のクリーチャーはトランプルを持つは、パワー4以上を並べるティムールでは強い回避能力だ。
さらに5マナ6/6で戦士。伝説のクリーチャーは強すぎる
◇《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
隆盛サイクル。
1つ目の能力は速攻付与。ティムールはミッドレンジ気味だがパワーが高い。攻撃回数が増えれば強い。
2つ目の能力はパワー4以上が出ると1ドロー。獰猛するティムールにおいてパワー4は普通に出てくる。アドバンテージが得られるので強い。
速攻的にもマナカーブ的にも3ターン目に置きたい隆盛だ
◇《ティムールの魔除け/Temur Charm》
魔除けサイクル。ティムールは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・+1/+1修整して格闘。《素早い蹴り》が軽く強くなった。サイズが大きいティムールなら確定除去。
・3マナ払わないと打ち消し。《取り消し》より確実ではないが、3マナ残す余裕が無い序盤なら確定カウンター。終盤も高コストのカードは打ち消せるので強い。変異を持つクリーチャーは《ティムールの魔除け》をケアして裏向きで出すことになりそうだ。
・パワー3以下のクリーチャーではブロック出来ない。このモードを選ぶ時は大体ゲームエンド。
どのモードも優秀だ。ティムールなら必ずデッキに入れよう
◇《本質捕らえ/Trap Essence》
クリーチャー・呪文を打ち消して+1/+1カウンター2個置く。
クリーチャーデッキ相手には獰猛も満たせて強い。しかしクリーチャーの少ないデッキには効果が無いし獰猛も満たせない。
本質的に《ティムールの魔除け》の方が打ち消しとしては優秀。ミッドレンジが流行るメタなら《本質捕らえ》を使っても良さそうだ
◇《完全なる終わり/Utter End》
土地以外のパーマネント1個を追放。
最強の万能単体除去。4マナが間に合うなら環境なら必須カードだ
◇《悪逆な富/Villainous Wealth》
相手のライブラリーをX枚追放。Xマナ以下の呪文を好きなだけ唱えられる。
コントロールのフィニッシャーだ。普通のフィニッシャーは除去されると終わりだけど、《悪逆な富》でたくさんクリーチャーを並べておけば少しの除去では処理しきれず勝利できる。
《悪逆な富》をフィニッシャーにするなら他のフィニッシャーは要らない。残り除去とカウンターとハンデスとドローで埋めてしまおう。
さて、そんな《悪逆な富》デッキが流行るとミラーマッチが酷いことになる。お互いにクロックが存在しないデッキになるから《悪逆な富》を使っても勝負が決まらない。ライブリーを削る《悪逆な富》を多く使った方が勝つ不毛な戦いになる。
そして最終的には《悪逆な富》に強い《火口の爪》《奈落の総ざらい》《頭巾被りのハイドラ》《精神振り》をフィニッシャーにしたコントロールがトップメタになるのだった
◇《眼の管理人/Warden of the Eye》
CIPで墓地からクリーチャーでも土地でもないカードを1枚回収。
スゥルタイデッキは果敢するためにクリーチャー数を絞る傾向にある。クリーチャーでない呪文を兼ねたクリーチャーの《眼の管理人》はスゥルタイデッキの貴重なクリーチャー枠に入りそうだ
◇《冬の炎/Winterflame》
魔除けサイクル。イゼットは以下の2つの効果から1つまたは両方を選ぶ。
・クリーチャー1体をタップ。大抵のクリーチャーはタップ状態では何も出来ない。クリーチャーを1ターン止める効果は役立つ場面も多い。
・クリーチャー1体に2点ダメージ。裏向きはタフネス2なので対象には困らないはず。インスタントの除去の中ではかなり優秀で、他の魔除けを除去以外のモードで使いたい場合には重宝されそうだ。
どのモードも優秀だ。両方選べるなら文句はない。イゼットなら必ずデッキに入れよう
◇《兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher》
伝説のクリーチャー。
7/2は最強クラスのパワー。
速攻でソーサリー除去に強い。
毎ターン攻撃は強制されなくても攻撃する。
自分のターン破壊不能でインスタント除去にも強い。
吸血能力でチャンプブロックされてもサイズアップ。
戦士シナジーも期待できる。
伝説のクリーチャーは凄い
◇《グドゥルの嫌悪者/Abomination of Gudul》
変異 2BUG
各氏族に1体づつ存在する3色変異サイクル。
スゥルタイは飛行と戦闘ダメージを与えるとルーター能力。
ルーター能力はジェスカイに多いが、あちらはクリーチャーで無い呪文が必要だったりマナ・コストが必要だった。回避能力のお陰で毎ターンノーコストでルーター出来るのは《グドゥルの嫌悪者》だけ。
スゥルタイらしく墓地の枚数を増やして探査するデッキのルーター役として最適だ
◇《アブザンの隆盛/Abzan Ascendancy》
各氏族に1枚づつ存在する隆盛エンチャントサイクル。
1つ目の能力はCIPであなたの各クリーチャーに+1/+1カウンターが乗る。アブザンの+1/+1カウンター能力が全てに適用されるのは強い。単純に全体強化としても強力で、ウィニーやトークンデッキでも強力だ。
2つ目の能力はトークン以外が死亡すると1/1飛行トークン。全体除去を気にせずクリーチャーを並べられるのが偉い。《血に染まりし勇者》をぐるぐるするコンボも楽しそうだ。
他の隆盛エンチャントは先に置いて意味のあるカードだが、《アブザンの隆盛》はクリーチャー依存なので先に置く意味は少ない。全体除去が5マナであることも考えて3ターン目にはクリーチャー優先させよう
◇《アブザンの魔除け/Abzan Charm》
各氏族に1枚づつ存在する魔除けサイクル。3つの効果から1つを選ぶ。
・対象のパワー3以上クリーチャーを追放。裏向きのパワー2が基準の環境では若干対象が少ない。しかしフィニッシャーを除去出来るのは強いし、時間を掛けてパワーを上げる長久、非生物呪文でパワーを上げる果敢、墓地をコストに大型クリーチャーを召喚する探査、パワー4の獰猛等、色々なメカニズムに強い除去は環境で活躍できそうだ。
・2点ライフを2ドローに変換。劣勢時は使い辛いが、ルーター能力よりハンドアドバンテージで優れている。ただし他の能力も強いので基本的には他のモードを使いたい。このモードを使うのは戦場が平地になっている時くらいだ。
・+1/+1カウンター2個を任意に設置。長久2回分で、コンバットや火力回避や+1/+1カウンターシナジーのどれに使っても優秀。
どのモードも優秀だ。アブザンなら必ずデッキに入れよう
◇《アブザンの先達/Abzan Guide》
変異 2WBG
3色変異サイクル。
アブザンは絆魂。絆魂はアブザンの+1/+1カウンターとの相性もいい。
絆魂はは速攻デッキ対策として優秀だが、特に変異+絆魂は相手のフル攻撃時に時に役に立ちそうだ。
さらに戦士でもあり、戦士のパワー強化と絆魂は相性が良い。戦士デッキでも主力として使えそうだ
◇《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost》
アブザンの伝説のクリーチャー。
3マナ4/4。他の3マナクリーチャーとはサイズが違う。
攻撃するとタップ状態のクリーチャーに+1/+1カウンター。長久と比べても速度が違う。ウィニーのクロックが増えるが強いし、長久でタップしたクリーチャーも強化出来るのも強い。警戒とは噛み合わないが、そこは伝説のクリーチャーに合わせてデッキを組もう。
さらに相手のクリーチャー・カードは墓地に置かれる代わりに追放される。立っているだけで探査、PIG、リアニメイト、《血の暴君、シディシ》を対策してしまう。やっぱり伝説のクリーチャーは凄い
◇《足首裂き/Ankle Shanker》
速攻+攻撃するとあなたのクリーチャーは先制攻撃+接死。
先制攻撃+接死の組み合わせは戦闘で強い。強襲で並べたマルドゥの軽量クリーチャーがフル攻撃出来るのは強い。
また攻撃していないクリーチャーも先制攻撃+接死を得る。召喚酔いしている《湯熱の精》が接死ティムになるぞ
◇《軍備部隊/Armament Corps》
CIPで+1/+1カウンターを2個設置。
やはりアブザンと相性が良い。単体でも6/6なら十分戦力になる。
ちなみに相手のクリーチャーに+1/+1カウンターを置けない。《アブザンの魔除け》とコンボは出来ないが気にする程ではない
◇《なだれの大牙獣/Avalanche Tusker》
攻撃すると対象にブロックを強要する。
限定的だが毎ターンに対象に6点火力と考えると強い。壁を破壊したり、適当な変異を破壊出来れば強い。
獰猛、強襲を封じればデッキタイプによっては一方的に勝つことができる
◇《熊の仲間/Bear’s Companion》
4/4トークン+2/2の仲間。
主役は獰猛する4/4トークンだ。獰猛を妨害されても2/2が残るなら悪くはない。
《死者の王、ケルゥ》のリアニメイトなら4/4トークンを完全リアニメイトも可能
◇《軍族の解体者/Butcher of the Horde》
4マナ5/4飛行。流石に3色デーモンは強い。
生け贄を用意すると速攻か警戒か絆魂。何度も書いたが、どの能力も強力だ。
生け贄は序盤に強襲したクリーチャーを利用すると無駄がない。《血に染まりし勇者》をぐるぐるさせよう
◇《刃の隊長/Chief of the Edge》
戦士ロードその1。
戦士デッキのパーツは以下の33枚。戦士デッキを組んでみよう
《マルドゥの悪刃》
《マルドゥの軍族長》
《戦場での猛進》
《賢者眼の侵略者》
《道の探求者》
《武器を手に》
《機を見た軍族朋》
《吠える鞍暴れ》
《血に染まりし勇者》
《縁切られた先祖》
《クルーマの盟族》
《マルドゥの頭蓋狩り》
《略奪者の戦利品》
《スゥルタイのゴミあさり》
《マルドゥの炎起こし》
《マルドゥの心臓貫き》
《戦名を望む者》
《荒野の後継者》
《族樹の管理人》
《牙守りの隊長》
《アブザンの先達》
《なだれの大牙獣》
《熊の仲間》
《刃の隊長》
《鱗の隊長》
《族樹の発動》
《マルドゥの魔除け》
《マルドゥの荒くれ乗り》
《子馬乗り部隊》
《凶暴な拳刃》
《雪角の乗り手》
《龍爪のスーラク》
《兜砕きのズルゴ》
◇《鱗の隊長/Chief of the Scale》
戦士ロードその2。
戦士デッキは色の分布からマルドゥかアブザン、もしくは青を除いた4色になる。
プレインズウォーカーや隆盛エンチャント、強力な除去を積んだ戦士デッキは強そうだ
◇《はじける破滅/Crackling Doom》
一番パワーの高いクリーチャーを生け贄にする。(+2点ダメージ。)
布告除去の欠点は狙ったクリーチャーを除去できないことだが、パワーが一番高いクリーチャーなら大抵当たりだろう。
フィニッシャーを潰すのに優秀だが、やはり軽量クリーチャーを並べるデッキには効果はいまひとつ。メタを読んで使おう
◇《死の激情/Death Frenzy》
全体に-2/-2修整。(+ライフゲイン。)
スゥルタイのウィニー対策。もしくは裏向きを一掃するのに使おう。
自分の裏向きも流れるので気軽に変異できなくなるのに注意しよう
◇《跳ね返す掌/Deflecting Palm》
あなたに与えられるダメージをコントローラーに跳ね返すバーン呪文。意味は違うがカウンターバーンと言った感じか。
強力そうな効果だが、それなりに限定的。普通は除去の方が強いが、お互いにミッドレンジで殴り合う場合なら、絆魂に注意してタイミングを合わせれば強い。
全力《火口の爪》や全力《精神振り》を跳ね返すと気持ちい
◇《砂塵破/Duneblast》
全体-1除去。
《対立の終結》より重いが、自分のフィニッシャーを残せるのが強い。
最大1体なので自分がノンクリーチャーでも相手のクリーチャーを残す必要はない。
また対象を取っていないので対応除去で立ち消えしない。単体除去には強そうだが、解決後に残った1体をやはり単体除去されてしまう。《砂塵破》以外にも除去耐性のあるカードをフィニッシャーに選択しよう
◇《イフリートの武器熟練者/Efreet Weaponmaster》
変異 2URW
3色変異サイクル。
CIPか表向きになると対象に+3/+0修整。ジェスカイの強化は果敢や非生物呪文だと思われがち。変異クリーチャーからパワー強化が飛んでくるので意表を突けそうだ。
先制攻撃も表向きになったとき能力と噛み合って強い
◇《飛鶴の技/Flying Crane Technique》
全体をアンタップして飛行+二段攻撃を与えるジェスカイのエンドカード。
イラストを見てもジェスカイは楽しそう。《暴風》で撃ち落としたい
◇《高峰のカマキリ/Highspire Mantis》
飛行+トランプル。
タルキール覇王譚で最強クラスの回避能力、飛行とトランプルを持っている唯一のクリーチャーだ
◇《氷羽のエイヴン/Icefeather Aven》
変異 1UG
2マナ2/2飛行は強い。
表向きになるとバウンス。《引き剥がし》より重いが、打ち消しに強いのと2/2飛行が残るのが強い。
2色の変異は緑青にしか存在しなく、変異デッキを組むなら主力になる
◇《象牙牙の城塞/Ivorytusk Fortress》
相手のアンタップ・ステップに+1/+1カウンターの置かれているクリーチャーをアンタップ。
アブザンなら当然+1/+1カウンターが乗っているので、長久の微強化や、実質的な警戒と考えられる。
それだけでも十分だが、特筆すべきは《物静かな熟考》に強いことだ。自分のターンのアンタップは封じられるが、相手のターンならアンタップするぞ
◇《ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancy》
隆盛サイクル。ジェスカイのイラストは統一感が無さ過ぎて楽しそう。
1つ目の能力はクリーチャーでない呪文を唱えると全体+1/+1修整&アンタップ。全体果敢は強い。特に非生物呪文でトークンを並べるデッキと相性が良さそうだ。全体アンタップも強い。タップ能力は長久くらいだが、警戒だけでも十分だ。
2つ目の能力はクリーチャーでない呪文を唱えるとルーティング。手札から非生物呪文を唱える必要があるジェスカイにとって手札入れ替えは重要だ。
《ジェスカイの隆盛》は《ジェスカイの隆盛》でも誘発するのでデッキに4枚入れて問題ない
◇《ジェスカイの魔除け/Jeskai Charm》
魔除けサイクル。ジェスカイは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体をライブラリートップに置く。クリーチャー限定の《漂流》だが万能インスタント除去は強い。
・対戦相手に4点ダメージ。トドメに使おう。プレインズウォーカーを焼くのには1点足りなかったりする。
・全体+1/+1修整+絆魂。ライフレースでかなり有利になる。
モード1が万能で一番使われる。他のモードは状況を選ぶが強いことに変わりない。
さらに非生物呪文なのでジェスカイとシナジーする。ジェスカイなら必ずデッキに4枚入れよう
◇《死者の王、ケルゥ/Kheru Lich Lord》
毎ターン、ターン終了時までランダムリアニメイト。
ランダムと言ってもスゥルタイには探査がある。つまり墓地のクリーチャーを調整すれば好きなクリーチャーをリアニメイトできる。とは言っても1体だけ残すと持続性が無いから強いクリーチャーを何体か残しておこう。
ターン終了時か戦場を離れると追放されてしまうが、《うねる塔甲羅》《熊の仲間》《子馬乗り部隊》とかならデメリットを軽減できる。
さてリアニメイトしたいクリーチャーはと言うと、リアニメイト専用クリーチャーは思い付かない。普通にビートダウンで攻撃枚数を増やすのに使うのが良さそうだ
◇《族樹の発動/Kin-Tree Invocation》
一番高いタフネスと同値のP/Tの戦士トークンを生み出す。
スゥルタイ、アブザンはタフネスが高めなので強いトークンを生成しやすい。
1T、《縁切られた先祖》
2T、4/4
強そう
◇《カマキリの乗り手/Mantis Rider》
3マナ3/3、飛行、警戒、速攻。
ジェスカイの主力クリーチャーだ。伝説じゃないから4枚入れよう
◇《マルドゥの隆盛/Mardu Ascendancy》
隆盛サイクル。
1つ目の能力はトークン以外が攻撃すると攻撃している1/1トークン発生。攻撃するだけでクロックが増えるのは強い。強襲維持にも役立つ。頭数が増えるので《ラッパの一吹き》でフィニッシュしよう。
2つ目の能力は生け贄にすると全体+0/+3修整。クリーチャーを並べるデッキで《弧状の稲妻》《石弾の弾幕》《死の激情》を対策できる。
普通のマルドゥは攻撃できるクリーチャー優先なので必ず使うカードではないが、デッキタイプやメタによっては活躍しそうだ
◇《マルドゥの魔除け/Mardu Charm》
魔除けサイクル。マルドゥは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・クリーチャー1体に4点ダメージ。中盤までのクリーチャーは殆ど除去可能。速いターンで勝負を決めるマルドゥ向きの良い除去だ。これで倒せなくてもマルドゥには《はじける破滅》があって隙がない。
・1/1戦士トークン2体。インスタントタイミングでクロックを出せるのは悪くない。全体除去の返しでも強襲可能だ。先制攻撃もブロックで優秀。戦士デッキならシナジーも期待できる。
・相手の手札を見て生物でも土地でもないカードを1枚選んで捨てさせる。《蔑み》の穴を埋める手札破壊。全体除去を捨てさせれば優勢になる。ジェスカイ以外に対しても《魔除け》くらいは捨てさせることが出来そうだ。またインスタントの手札破壊なのでドローステップに使おう。
どのモードも強い。マルドゥなら必ずデッキに入れよう
◇《マルドゥの荒くれ乗り/Mardu Roughrider》
攻撃すると対象の1体はブロックできない。
《なだれの大牙獣》と真逆の能力で、あちらはクリーチャー除去だが、こちらは除去しない能力だ。ブロッカーに使う除去を節約できる。
クリーチャー重視で除去を最小限にしたいマルドゥに合った良いクリーチャーだ
◇《道極め/Master the Way》
キャントリップして手札の数に等しい火力。
手札の減らない除去は貴重。果敢しながらクロックを刻むジェスカイに最適な除去だ。
対象を取る呪文なので立ち消えるとドローも出来なくなる。下手に変異に対象にするよりはプレイヤーを対象にする方が安全な道だろう
◇《精神振り/Mindswipe》
Xマナ払わないと呪文を打ち消す、X点火力。これこそカウンターバーンに相応しい。
強い打ち消す/火力だが、重くて盤面には触れない。しっかりクロックを用意するか、盤面をコントロールしないと真価を発揮出来ない。しっかり考えてデッキを構築しよう
◇《悟った達人、ナーセット/Narset, Enlightened Master》
ジェスカイの伝説のクリーチャー。
P/Tは低いが、先制攻撃で裏向きにも負けず、呪禁で除去耐性もある。
攻撃するとライブラリーを4枚追放し、そのターンにクリーチャーでない呪文をタダで唱えられる。果敢的な意味でインスタントが好ましいが、アドバンテージが得られるのでどの呪文でも嬉しいはず。除去か火力を引けば戦闘で生き残り易く、アドバンテージを維持出来るようになる。
デッキ中のクリーチャーでない呪文を増やす程期待値が上がる。果敢を忘れて、クリーチャーを《悟った達人、ナーセット》4枚に絞ったコントロールデッキなんかも構築できそうだ
◇《子馬乗り部隊/Ponyback Brigade》
変異 2RWB
3色変異サイクル。
マルドゥはCIPか表向きになると1/1トークン3体。裏向きとサイズは変わらないがクロックは増える。
変異の中では特にバウンス系には強いので、バウンスが流行る環境で特に活躍できそうだ
◇《ラクシャーサの死与え/Rakshasa Deathdealer》
2マナ2/2。強力な能力を2つも持っている。
1つ目の能力は+2/+2修整。3ターン目に4/4相当で攻撃できるし、終盤にマナが余ればフィニッシャーにもなる。起動コストの色拘束が厳しいが、黒緑中心のデッキなら使いこなせそうだ。また、変異と違って見えている抑止力にもなる。ブラフには使えないが、マナを使うことなく戦線を維持することもできそうだ。
2つ目の能力は再生。この環境には「再生できない」と書かれた除去は存在しないので再生は強い。
総じて起動マナは重いが、2マナなら十分過ぎる性能だ
◇《ラクシャーサの大臣/Rakshasa Vizier》
あなたの墓地のカードが追放されると1枚毎に+1/+1が1つ乗る。
基本的に探査で墓地を追放しよう。《奈落の総ざらい》で全部追放すればサイズが凄いことになりそうだ。回避能力は無いので工夫する必要はある。
基本的でない方法として《焼き払い》で全部追放しよう。これなら攻撃が通ってからインスタントタイミングで凄い強化される
◇《騎乗追撃/Ride Down》
ブロックに参加しているクリーチャー1体を破壊。
とても限定的な除去だが2マナの確定除去は強い。前のめりな赤白ならブロッカーを除去したいからこのカードを使おう。ブロックしないと除去できないが、前のめりなデッキにとってブロックしないクリーチャーは除去する必要はない。
トランプルも得るので、チャンプブロックされても戦闘ダメージがダイレクト。トドメに使う場面も多そうだ
◇《内向きの目の賢者/Sage of the Inward Eye》
長久、果敢、探査、強襲、獰猛。楔3色がテーマのタルキール覇王譚で登場した各氏族に割り当てられたメカニズムだ。しかしこれらのメカニズムは全て単色カードの能力で、多色カードはこれらの能力を一切持っていない。
それは何故なのか? 理由は不明だが、そういう制約なので仕方が無い。
そこでジェスカイは果敢を+1/+1修整に限定することで回避した。
例えば《内向きの目の賢者》はクリーチャーでない呪文を唱えると全てのクリーチャーが絆魂を得るが、これは果敢ではない。
制約に引っかかること無く果敢のような能力を手に入れることができた。ジェスカイはすごい
◇《サグのやっかいもの/Sagu Mauler》
変異 3BG
6/6、トランプル、呪禁。
強い。こいつが最強の変異でいいよ
◇《凶暴な拳刃/Savage Knuckleblade》
3マナ4/4。3色なら普通に思えてきたが、さらに3個も能力を持っている。
1つ目は+2/+2修整。1回/Turnしか使えないが、実質6/6。伝説のクリーチャー《龍爪のスーラク》と同等の強さを持つ。
2つ目は自己バウンス。除去回避としては優秀。3つ目の能力と合わさって重い気はしない。
3つ目は速攻。最低でも1度は攻撃できるのが強い。
とても優秀だが、実質BURRのクリーチャーと考えられる。ティムールだが赤マナが重いのでマナバランスには気を付けよう
◇《秘密の計画/Secret Plans》
変異サポートエンチャントその2。
裏向きをタフネス強化。裏向き同士の戦闘で、こちらの裏向きが死ななくなるのは偉い。-2/-2修整等の裏向き専用除去も回避できる。
表向きになると1ドロー。アドが得られる能力は強い。
変異サポートエンチャントは2つとも強力だ。変異デッキを組んでみよう
◇《血の暴君、シディシ/Sidisi, Brood Tyrant》
スゥルタイの伝説のクリーチャー。
CIPか攻撃すると3枚自己ライブラリー破壊。探査的な意味で3マナ加速だ。
1枚以上のクリーチャー・カードが自分のライブラリーから墓地に置かれると2/2トークン。クリーチャーを20枚程度入れたデッキならCIPか攻撃で1体程度期待できる。他の自己ライブラリー破壊と組み合わせればトークンで盤面を埋めることも出来そうだ。注意するのは1アクションで複数枚落ちても1体しか出てこないことだ。
能力は強いが伝説のクリーチャーの中では戦闘能力が一番低いので、安定して攻撃出来るように除去でコントロールしながら戦おう
◇《包囲サイ/Siege Rhino》
4マナ4/5トランプル。3色なら普通の性能だ。
CIPで3点ドレイン。3色なら能力があって当然だ。
アブザンデッキに4枚積まれても3色だから驚かない
◇《雪角の乗り手/Snowhorn Rider》
変異 2GUR
3色変異サイクル。
表向きは5/5トランプル。サイクル中最大サイズだ。流石はティムール
◇《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor》
白黒色のプレインズウォーカーはソリン。
+1能力は次のあなたのターンまで全体+1/+0修整+絆魂。全体パワー強化はクリーチャーが並んでいれば強力。次の相手ターンも継続するので警戒とも相性がいい。全体絆魂はダメージレースを過去にするから強い。しかし+1能力はクリーチャー依存なので、クリーチャーが居ないと役に立たない。コントロールでは使い辛いのに気を付けよう。
-2能力は2/2飛行トークン。クリーチャーが居ないと+1能力が弱いので、その場合は-2能力でクリーチャーを並べよう。マイナス能力で壁を出していても奥義は狙えないので他に守る手段は用意しておこう。
-6能力は対戦相手が毎ターンクリーチャーを1体生贄に捧げる紋章を得る。クリーチャーが並んだ相手には効果が薄いが、一度リセットすれば立て直しはほぼ不可能。元々クリーチャーが少ないコントロール相手に使えば、後はライブラリーアウトを待つことになる。
以上、《ソリン》は強いので白黒なら必ずデッキに入れよう
◇《スゥルタイの隆盛/Sultai Ascendancy》
隆盛サイクル。スゥルタイは能力1個。
1つ目の能力はアップキープにライブラリートップ2枚を墓地かトップに置く。毎ターン探査の種が増えるし、必要なカードは残せるのでドローの質が良くなる。
やや長期戦向きの能力で、速いデッキ相手には不向きかもしれない。遅いデッキ相手には使えるのでメタに合わせて使おう
◇《スゥルタイの魔除け/Sultai Charm》
魔除けサイクル。スゥルタイは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・単色のクリーチャー1体を破壊。多色と無色は破壊出来ない。クリーチャー・カード122枚のうち、多色でも無色でも変異でもないクリーチャー・カードは64枚。約半分のクリーチャーを破壊出来る。モードの1つなら十分使えそうだ。
・《帰化》。サイド要因をメインで使えるのは偉い。相手によっては使えそうだ。
・2ドロー1ディスカード。《苦しめる声》がちょっと強くなった。墓地利用するスゥルタイならシナジー効果も高い。
一番使いそうなのはモード3。モード1、2も相手によっては有効だ。汎用性は一番高い魔除けなのでコントロール寄りなスゥルタイデッキを作るならデッキに入れても良さそうだ
◇《スゥルタイの占い屋/Sultai Soothsayer》
CIPでライブラリー4枚から1枚を手札に加え、残りを墓地に置く。
効果はキャントリップより4倍強い。墓地も増えるので探査に利用できる。
また2/5は《アブザンの魔除け》と《マルドゥの魔除け》に強いサイズだ。コントロールの壁役に使われそうだ
◇《龍爪のスーラク/Surrak Dragonclaw》
ティムールの伝説のクリーチャー。能力を4個も持っている。
瞬速は、ソーサリー除去を1ターン遅らせたり、防御時に攻撃クリーチャーを迎え撃てて強い。
打ち消されないは、カウンターされなくて強い。《精神振り》のバーン効果は防げないが些細な事だ。
クリーチャー・呪文は打ち消されないは、後続もカウンターされなくて強い。ちなみに変異もクリーチャー呪文だがら打ち消されない。
他のクリーチャーはトランプルを持つは、パワー4以上を並べるティムールでは強い回避能力だ。
さらに5マナ6/6で戦士。伝説のクリーチャーは強すぎる
◇《ティムールの隆盛/Temur Ascendancy》
隆盛サイクル。
1つ目の能力は速攻付与。ティムールはミッドレンジ気味だがパワーが高い。攻撃回数が増えれば強い。
2つ目の能力はパワー4以上が出ると1ドロー。獰猛するティムールにおいてパワー4は普通に出てくる。アドバンテージが得られるので強い。
速攻的にもマナカーブ的にも3ターン目に置きたい隆盛だ
◇《ティムールの魔除け/Temur Charm》
魔除けサイクル。ティムールは以下の3つの効果から1つを選ぶ。
・+1/+1修整して格闘。《素早い蹴り》が軽く強くなった。サイズが大きいティムールなら確定除去。
・3マナ払わないと打ち消し。《取り消し》より確実ではないが、3マナ残す余裕が無い序盤なら確定カウンター。終盤も高コストのカードは打ち消せるので強い。変異を持つクリーチャーは《ティムールの魔除け》をケアして裏向きで出すことになりそうだ。
・パワー3以下のクリーチャーではブロック出来ない。このモードを選ぶ時は大体ゲームエンド。
どのモードも優秀だ。ティムールなら必ずデッキに入れよう
◇《本質捕らえ/Trap Essence》
クリーチャー・呪文を打ち消して+1/+1カウンター2個置く。
クリーチャーデッキ相手には獰猛も満たせて強い。しかしクリーチャーの少ないデッキには効果が無いし獰猛も満たせない。
本質的に《ティムールの魔除け》の方が打ち消しとしては優秀。ミッドレンジが流行るメタなら《本質捕らえ》を使っても良さそうだ
◇《完全なる終わり/Utter End》
土地以外のパーマネント1個を追放。
最強の万能単体除去。4マナが間に合うなら環境なら必須カードだ
◇《悪逆な富/Villainous Wealth》
相手のライブラリーをX枚追放。Xマナ以下の呪文を好きなだけ唱えられる。
コントロールのフィニッシャーだ。普通のフィニッシャーは除去されると終わりだけど、《悪逆な富》でたくさんクリーチャーを並べておけば少しの除去では処理しきれず勝利できる。
《悪逆な富》をフィニッシャーにするなら他のフィニッシャーは要らない。残り除去とカウンターとハンデスとドローで埋めてしまおう。
さて、そんな《悪逆な富》デッキが流行るとミラーマッチが酷いことになる。お互いにクロックが存在しないデッキになるから《悪逆な富》を使っても勝負が決まらない。ライブリーを削る《悪逆な富》を多く使った方が勝つ不毛な戦いになる。
そして最終的には《悪逆な富》に強い《火口の爪》《奈落の総ざらい》《頭巾被りのハイドラ》《精神振り》をフィニッシャーにしたコントロールがトップメタになるのだった
◇《眼の管理人/Warden of the Eye》
CIPで墓地からクリーチャーでも土地でもないカードを1枚回収。
スゥルタイデッキは果敢するためにクリーチャー数を絞る傾向にある。クリーチャーでない呪文を兼ねたクリーチャーの《眼の管理人》はスゥルタイデッキの貴重なクリーチャー枠に入りそうだ
◇《冬の炎/Winterflame》
魔除けサイクル。イゼットは以下の2つの効果から1つまたは両方を選ぶ。
・クリーチャー1体をタップ。大抵のクリーチャーはタップ状態では何も出来ない。クリーチャーを1ターン止める効果は役立つ場面も多い。
・クリーチャー1体に2点ダメージ。裏向きはタフネス2なので対象には困らないはず。インスタントの除去の中ではかなり優秀で、他の魔除けを除去以外のモードで使いたい場合には重宝されそうだ。
どのモードも優秀だ。両方選べるなら文句はない。イゼットなら必ずデッキに入れよう
◇《兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasher》
伝説のクリーチャー。
7/2は最強クラスのパワー。
速攻でソーサリー除去に強い。
毎ターン攻撃は強制されなくても攻撃する。
自分のターン破壊不能でインスタント除去にも強い。
吸血能力でチャンプブロックされてもサイズアップ。
戦士シナジーも期待できる。
伝説のクリーチャーは凄い
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