オルゾフ17枚。

《慈善獣/Alms Beast》

4マナ6/6。解鎖か? いやオルゾフだ!
さて4マナ6/6という超ハイスペックな《慈善獣》には色々な使い方がある。
まず攻撃用。ブロッカーを適当に除去してから殴れば6点クロックだし、チャンプブロックされて多少ライフを持って帰られても、ブロッカーが減ってやっぱり6点クロックだ。これは強そう。
次に防御用。《ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars》の4点ダメージで除去されず、《死橋の大巨虫/Deadbridge Goliath》のパワー5を止められる、タフネス6は硬すぎる。多少ライフをプレゼントしても遅いデッキなら気にならないし、ディミーアのライブラリーアウトを勝ち手段にするなら最高のブロッカーとして働きそう。
最後に強請用。《慈善獣》は呪文なので強請が誘発する。強請トリガーとして優秀だ。…と呪文全部に強請ネタを書くことになりそうなので、強請ネタは最後にしよう。あ、戦闘しないと絆魂しないから格闘とも相性いいね


《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》

ギルド門侵犯で初登場となるプロt…プロテクション。
新能力であるにも関わらずカード内に注釈が無いのでまとめておくと、

プロテクション(A)を持ったパーマネントは、Aの対象にならず、Aにエンチャントされず、Aに装備されず、Aからのダメージを全て軽減し、Aにブロックされない。

と言った感じ。
未知の能力なので、どのように使えるのかは分からないが、色がテーマのラブニカブロックでプロテクション(あなたが選んだ色1色)は強いことは間違い無さそうだ


《死盟の天使/Deathpact Angel》

5/5飛行。フィニッシャーとして使えそうな性能だ。
死亡してもトークンを残し、マナコストに等しいマナを払ってタップして生贄にすると墓地から本体が復活する。除去耐性もある優秀なエンドカードだ。

と普通に書いてみましたが、実は「墓地から場に出るクリーチャー」は今回初登場。
《灰の盲信者/Ash Zealot》には謎のフレーズ「墓地から呪文」があったが、まさか「墓地からクリーチャー」のことだったとは。

ん?よく考えると呪文じゃないから《灰の盲信者》の能力は誘発しない!

「墓地から呪文」この暗号はドラゴンの迷路で解決されるのだろうか


《処刑人の一振り/Executioner’s Swing》

《報復の矢/Avenging Arrow》をオルゾフが放つと1マナ軽くなった。
ついでに限定的な確定除去から限定的な不確定除去になったが、破壊からマイナス修整になったので《ロッテスのトロール/Lotleth Troll》も除去出来やすくなった点は評価できる。タフネス6以上も多くないので使える場面は多そうだ。

と、まあ除去性能は置いておいて、強請のオルゾフにとって1マナにはライフ2点分の価値がある。軽いってだけで強い、それがオルゾフ・スタイル


《贖罪の高僧/High Priest of Penance》

ダメージを与えられると《見えざる者、ヴラスカ/Vraska the Unseen》の+1能力。
ダメージを与えられる場面は限られていて、一番多いのはチャンプブロックした時。ダメージを防ぎつつアドバンテージを失わないのでブロッカーとして優秀。先制攻撃をブロックすればちょっと得。
次に多そうなのはダメージ除去呪文。《ミジウムの迫撃砲》を撃って貰えればアドバンテージが取れるので、撃たれるのは土地以外のパーマネントが無い時くらいだろう。超過への牽制にはいいかも。
なお、環境にはダメージ除去呪文よりダメージ以外の除去の方が多いので能力が誘発する機会は少ないと考えたほうがいい。でも2マナのカードに除去1枚使わせれば十分な活躍はしたと言っていいかな


《重要人物のペット/Kingpin’s Pet》

オルゾフのメカニズムは強請。呪文を唱える度、白/黒マナを払うと1点ドレイン。
中盤~終盤で余ったマナを有効利用出来て、攻めにも守りにも使える能力だ。強請パーマネントを並べるドレインデッキも組めそう。

《重要人物のペット》は回避能力持ちで、クロックを刻みつつ、強請で更にライフレースを有利に進める優秀なクリーチャー。強請デッキの必須カード


《無慈悲な追い立て/Merciless Eviction》

魔除けの上位種。なんと4つから1つを選べる。
①全アーティファクト追放。ちょっと使う機会が少なそうだが、コントロールで対処しづらい魔鍵を一層できれば十分。1つ目は4形態の中でも最弱なので次へ行こう。
②全クリーチャー追放。一番良く選ぶ選択肢。何時の時代でも全体生物破壊は強い。《至高の評決/Supreme Verdict》で倒せなかった再生、《根生まれの防衛/Rootborn Defenses》も全部追放出来て強い。
③全エンチャント追放。《拘留の宝球/Detention Sphere》等ををメインから対策出来るのは強い。サイドにエンチャント対策を積まなくて良くなった。
④全プレインズウォーカー追放。コントロール対決でプレインズウォーカーを並べられた時に有効だし、《ジェイス》1人を追放することもよく有りそうだ。
以上、全部の選択肢が強い。何を選ぶか迷いそう


《幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council》

オルゾフの伝説のクリーチャーはオブゼダート。
CIPで強請×2。ソーサリー除去が効かなくて、毎ターン強請×2。殴っては5/5。強い。
唯一の欠点である、あんまりブロック出来ない能力も、ガードの硬いオルゾフなら補える


《千叩き/One Thousand Lashes》

《拘引/Arrest》が黒1マナ重くなったらライフルーズがついた。
《拘引》は除去の薄いセレズニアのサイドに使われたが、除去のあるオルゾフで《拘引》の用には使わない。何方かと言えば《刺し傷/Stab Wound》的な使い方が正解な気がする。
クロックは減ったが、エンチャント先のタフネスを気にせずに使えるようになったのはgood


《オルゾフの魔除け/Orzhov Charm》

魔除けサイクル。オルゾフは次3つのから1つを選ぶ。
①あなたが制御する生物1体付加されている全オーラを回収する。
一見除去からオーラだけ生物とオーラを守るのに使いそうだが、オルゾフ特有の使い方がある。
まず序盤に軽いオーラ連打でチートコードする。攻撃の通らない終盤は軽いオーラを回収し、軽いオーラを連打して強請で削り切る。You win.
②確定除去。ライフ損失は強請でリカバリする。
③墓地からマナ・コスト1以下のクリーチャーを戦場に戻す。多色は2マナ以上なので対象は存在せず、単色ではカードパワーが不十分。残るは混色だが、この能力はこう呼び変えて構わないだろう。
あなたの墓地にある「死儀礼のシャーマン」という名前のカードを1枚戦場に戻す


《不敬の粛清/Purge the Profane》

《精神腐敗/Mind Rot》が白1マナ重くなったら2点ライフゲインがついた。
オルゾフ的には1点ドレインが2点ライフゲインに置き換わったようなもので、余程守りに徹したい時以外は《精神腐敗》で十分だ。
ではどのように使うか。それは強請マナが残らない時、《世紀の実験/Epic Experiment》だ。《予想外の結果/Unexpected Results》だな


《宝庫のスラル/Treasury Thrull》

最もP/Tの高い強請クリーチャー。強請デッキの要となりそうだ。
墓地回収能力も強請と噛んでシナジーがすごい


《ヴィズコーパの聴罪司祭/Vizkopa Confessor》

強請+手札破壊。
手札を見て追放するカードを選べる唯一の手札破壊。一番いいのを追放できるのは強い。ライフ損失も強請でチャラに出来る。
またアドバンテージが容易に取れる強請クリーチャーなので、強請デッキのミラーマッチでは非常に有効。
相手の強請元を減らす/相手の強請のマナを減らす&自分の強請源を増やす。1枚でこれだけ仕事をするのは《ヴィズコーパの聴罪司祭》くらいだ


《ヴィズコーパのギルド魔道士/Vizkopa Guildmage》

オルゾフのギルド魔道士。2つの起動型能力を持つ。
①絆魂付与。ライフレースで優位に立つ絆魂の実用性は言うまでも無く。次の能力とのシナジーも期待できる。
②このターン、ライフを得る度、対戦相手はライフロス。オルゾフは強請や絆魂でライフを得る機会が多いので、この能力は非常に有効。絆魂で殴って複数回起動すれば一気にライフを減らせる。《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》とのコンボも凄そう


《亡霊招き/Beckon Apparition》

《死体焼却/Cremate》が混色オルゾフになるとカード1枚が1/1飛行トークンになる。
強請を連打するオルゾフなら手札1枚の方が嬉しいので、他のギルド向きのカードだ。
大隊の頭数を揃えるためにボロス、活用先を揃えるためにゴルガリ、暗号先を揃えるためにディミーア、居住元を揃えるためにセレズニア、湧血先を揃えるためにグルール、クロックを揃えるためにラクドス、パワー0の進化用にシミック、超過範囲を増やすためにイゼット、ジェイスを守るためにアゾリウス.etc
様々なギルドで使えそうな良いカードだ


《オルゾヴァの贈り物/Gift of Orzhova》

ダメージレースを過去にする最強の能力、絆魂。オーラデッキは完成した


《不死の隷従/Immortal Servitude》

マナ・コストXのクリーチャーカードをリアニメイトするX呪文。
1体だけ戻すのに+3マナするのは効率が悪いので、複数のクリーチャーを戻したい。
前環境での現実的なラインとしては、X = 2、若しくは X = 7と言ったところか。前者はラクドス/ゴルガリで、後者はセレズニア/バントである。
今後の環境がどうなるかは分からないが、マナ域が揃ったら《不死の隷従》を思い出そう。

ところでどうやってクリーチャーカードを墓地に送るの?

A.ディミーアに任せる

コメント

ぶてぃ
ぶてぃ
2013年1月25日6:49

ブロック構築のオルゾフも楽しそうですね。オルゾフチャーム1番目のモードの利用方法なんかは目からうろこでした。

ぐんし
2013年1月25日7:09

オルゾフチャーム①の使い方は自分でも何で思いついたのか思い出せません…
それと効果を微妙に間違えていたので訂正しました。m( _ _ )m

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