ブロック構築的ラヴニカへの回帰考察④
2012年9月27日 ブロック構築ラクドス17枚。
◇《穴開け三昧/Auger Spree》
《穴開け三昧》には2つの使い方がある。
1つ目はクリーチャー除去。タフネス4までのクリーチャーを除去できる。再生や破壊されないが流行っているRTR環境でマイナス修整は貴重。修正量が一番大きい《穴開け三昧》は今後よく使われる除去となりそうだ。
2つ目は4点火力。自分がコントロールしていないクリーチャー1体か対戦相手1人と自分のコントロールしているクリーチャー1体に4点のダメージを与える。
何方も強力な効果。《穴開け三昧》はラクドスの必須カードとなりそうだ
◇《謝肉祭の地獄馬/Carnival Hellsteed》
ラクドスのメカニズムは解鎖。戦場に出るに際し+1/+1カウンターが置かれることを選んでよいが、+1/+1カウンターが置かれているとブロックに参加できない。
サイズが上がるのは嬉しいが、この環境で+1/+1カウンターを取り除くことは出来ない。後でブロックできなくて後悔しないように、戦場に出す段階で今後の展開を予測して置かなくてはならない。中々に選択が難しそうだ。
また、ブロックできない能力は潜在能力なので後から+1/+1カウンターが置かれてもブロックに参加できなくなる。活用のある環境で解鎖持ちをブロッカーとして計算するのは危険かもしれない。
ところで《謝肉祭の地獄馬》は6/5速攻先制攻撃。普通に止められるクリーチャーカードは4枚程度。ラクドスならそれらを簡単に除去できるので《謝肉祭の地獄馬》が最強だ
◇《戦慄掘り/Dreadbore》
万能クリーチャーorプレインズウォーカー除去。2マナと軽く、ラクドスでは必須カードだ
◇《騒乱の大祭/Havoc Festival》
ライフが得られないだってっ!
つまり↓のカードの存在意義が削られてしまうっ
クリーチャーが残る《ケンタウルスの癒し手》や《酒場の詐取師》はいいとして、ライフゲイン目的の《ギルドのタブレット》《スフィンクスの啓示》はどうしろと…。
ついでに毎ターンライフが半分になるのでゲームがすぐ終わる。初期ライフの20でも5ターンでゲームエンド。
自分も同じ条件なので別のダメージソースかエンチャント除去を用意しておこう
◇《ヘルホールのフレイル使い/Hellhole Flailer》
3マナ4/3、直接火力付き。
優秀なサイズな歩くプレインズウォーカー対策と書けばとても強そうなクリーチャーだ
◇《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》
魔除けサイクル。inラクドス
甲)墓地除外。墓地対策の豊富なセットだが、何故か墓地利用は少ない。ゴルガリ相手ならよく使いそうだ。
乙)アーティファクト除去。アーティファクト対策の多いセットだが、何故かアーティファクトは12枚しか存在しない。マナアーティファクトを割るのによく使いそうだ。
丙)クリーチャー数に依存した直接火力。トークンを並べるセレズニアに良く効くし、トドメのひと押しとしても有効。トドメに使う時は絆魂には注意。なお、プレインズウォーカーはどうやっても無理。相手のプレインズウォーカーは当然、自分のプレインズウォーカーすら身代わりに出来ない
結論:《ラクドスの魔除け》は強いカードだが、相手によっては全く効かない。メタによってはサイドボードに落とすことも考えよう
◇《ラクドスの激怒犬/Rakdos Ragemutt》
他色クリーチャーにありがちな、適当に能力2つ付けてみました系のクリーチャー。
でも速攻+絆魂なら文句はない
◇《ラクドスの首謀者/Rakdos Ringleader》
6マナだけあって3つも能力が付いている。
1つ目は先制攻撃。低いタフネスをカバーできて自己完結している。
2つ目は戦闘ダメージを与えればランダムディスカード。無作為手札破壊は強いので相手は必ずブロックしてくる。そこで1つ目の能力が活きてくる。ブロックされて死ぬことは少ないだろう。
3つ目は再生。越えられない壁を出されてもブロッカーとして役に立つ。
この通り《ラクドスの首謀者》はどんな盤面でも役に立つ。6マナ使う価値はありそうだ
◇《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots》
ラクドスの伝説のクリーチャーはラクドス。
4マナ6/6飛行トランプルと高性能な上、狂喜のようなマナ加速能力まで持っている。一度攻撃が通ってしまえば次々と後続が展開できて、数ターンで勝利してしまいそうだ。
問題はまず攻撃を通す必要がある点。だが解鎖でサイズで負けず、火力も除去も備えたラクドスならラクドス召喚は難しくはない
◇《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
X点火力!
何時の時代のブロック構築でもX点火力は一線級。例えクリーチャーを除去できなくてもプレイヤーかプレインズウォーカーを焼ければ十分。
ついでに相手を暴勇状態にできるので一回通れば殆ど勝ちだ。
セレズニア、ゴルガリ相手ならほぼ確実に通る。ラクドスミラーなら先に撃った方が有利。セレズニア、イゼット相手には頑張って通そう
◇《リックス・マーディのギルド魔道士/Rix Maadi Guildmage》
ラクドスのギルド魔道士。
1つ目の能力はブロッククリーチャー除去。限定的だが攻撃機会の多いラクドスならよく使える能力だ。壁も突破しやすいし、除去が見えているからブロックされることも少いだろう。狂喜も狙えてグッド。
2つ目の能力は狂喜の直接ライフロス。起動コストが軽く余ったマナを使い切りやすい。パターンに入れば一気にライフを削れそうだ
◇《頭蓋裂き/Skull Rend》
《ラクドスの復活》がX=2限定になり1マナ重くなったがランダムになった。
5ターン目に撃つと考えれば3枚ディスカードと2枚ランダムディスカードは迷うところだが、Y(>5)ターン目なら(Y-2)枚ディスカードの方が有用そうではある。では《頭蓋裂き》が《ラクドスの復活》の下位互換かと言われると、他のギルドを含めるとその限りではない。
例えば《世紀の実験》で捲れて嬉しいのは《頭蓋裂き》だし、《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter》を回避できる可能性があるのは《頭蓋裂き》だけだ。
メタによって使いわけよう
◇《殺戮遊戯/Slaughter Games》
殺戮遊戯-ジェノサイドゲーム
名前だけ聞くとクリーチャーやプレイヤーを除去するカードに思えるが、戮るのはプレイヤーの精神。コンボ使いかコントロール使いが最も嫌いなものの一つ、指定された名前のカードを手札墓地ライブラリーから追放する、効果だ。
特に使用出来るカード種類数の少ないブロック構築においては指定するカードに困ることは少ない。特にギルド推奨の環境では土地を見ただけで指定するカードを決められそうだ。
ついでに打ち消されないので、4ターン目に気軽にロボトミーできる。相手が黒赤の土地を使っていたら真っ先に《殺戮遊戯》を抜いてしまおう
◇《リックス・マーディの落とし子/Spawn of Rix Maadi》
標準的な解鎖クリーチャー。
新しいブロックで新しいキーワード能力が増えると、とりあえずバニラクリーチャーにそのキーワード能力だけを持たせて、如何にもそのブロックの特徴を出してますよ的なカードが作り出されることが多い。
そういった意味で《リックス・マーディの落とし子》は普通で標準的。普通に解鎖デッキで使用を考慮されるべきクリーチャーだ
◇《墓所生まれの恐怖/Cryptborn Horror》
実質狂喜Xの0/0トランプル。
序盤から解鎖してサイズを上げたクリーチャーを並べて、サイズの上がった《墓所生まれの恐怖》に繋ぐのがラクドスのスタイルと出来そうだ。
また、同じ条件を持った《暴動の長、ラクドス》は超えたいところ。《暴動の長、ラクドス》で大量展開した後ならスゴイサイズの《墓所生まれの恐怖》が生まれそうだ
◇《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
混色1マナサイクル。ラクドスは2/2ブロックできない!ラクドスの1ターン目として非常に優秀なクリーチャーだ。
1マナでブロックできないクリーチャーは終盤に腐りやすいが、鎖を解かなければチャンプブロックも可能。いつ引いても無駄になることはないぞ
◇《ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak》
《ラクドスの哄笑者》が1マナ重くなった代わりに速攻がついてタフネスが下がってブロックできるようになった。
初手にあると嬉しいのは《ラクドスの哄笑者》だが、後半に引いて嬉しいのは速攻持ちの《ラクドスの切り刻み教徒》だ。何方も強いことは間違いないが。
特に1ターン目《ラクドスの哄笑者》→2ターン目《ラクドスの切り刻み教徒》の流れが強そうだ
◇《穴開け三昧/Auger Spree》
《穴開け三昧》には2つの使い方がある。
1つ目はクリーチャー除去。タフネス4までのクリーチャーを除去できる。再生や破壊されないが流行っているRTR環境でマイナス修整は貴重。修正量が一番大きい《穴開け三昧》は今後よく使われる除去となりそうだ。
2つ目は4点火力。自分がコントロールしていないクリーチャー1体か対戦相手1人と自分のコントロールしているクリーチャー1体に4点のダメージを与える。
何方も強力な効果。《穴開け三昧》はラクドスの必須カードとなりそうだ
◇《謝肉祭の地獄馬/Carnival Hellsteed》
ラクドスのメカニズムは解鎖。戦場に出るに際し+1/+1カウンターが置かれることを選んでよいが、+1/+1カウンターが置かれているとブロックに参加できない。
サイズが上がるのは嬉しいが、この環境で+1/+1カウンターを取り除くことは出来ない。後でブロックできなくて後悔しないように、戦場に出す段階で今後の展開を予測して置かなくてはならない。中々に選択が難しそうだ。
また、ブロックできない能力は潜在能力なので後から+1/+1カウンターが置かれてもブロックに参加できなくなる。活用のある環境で解鎖持ちをブロッカーとして計算するのは危険かもしれない。
ところで《謝肉祭の地獄馬》は6/5速攻先制攻撃。普通に止められるクリーチャーカードは4枚程度。ラクドスならそれらを簡単に除去できるので《謝肉祭の地獄馬》が最強だ
◇《戦慄掘り/Dreadbore》
万能クリーチャーorプレインズウォーカー除去。2マナと軽く、ラクドスでは必須カードだ
◇《騒乱の大祭/Havoc Festival》
ライフが得られないだってっ!
つまり↓のカードの存在意義が削られてしまうっ
《素早い正義/Swift Justice》
《訓練されたカラカル/Trained Caracal》
《短剣広場のインプ/Daggerdrome Imp》
《酒場の詐取師/Tavern Swindler》
《空中捕食/Aerial Predation》
《石載りのクロコダイル/Stonefare Crocodile》
《アゾリウスの魔除け/Azorius Charm》
《ケンタウルスの癒し手/Centaur Healer》
《劇的な救出/Dramatic Rescue》
《閉廷宣言/Fall of the Gavel》
《勇士の再会/Heroes’ Reunion》
《ラクドスの激怒犬/Rakdos Ragemutt》
《捜査令状/Search Warrant》
《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》
《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya’s Voice》
《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
《ギルドのタブレット/Tablet of the Guilds》
クリーチャーが残る《ケンタウルスの癒し手》や《酒場の詐取師》はいいとして、ライフゲイン目的の《ギルドのタブレット》《スフィンクスの啓示》はどうしろと…。
ついでに毎ターンライフが半分になるのでゲームがすぐ終わる。初期ライフの20でも5ターンでゲームエンド。
自分も同じ条件なので別のダメージソースかエンチャント除去を用意しておこう
◇《ヘルホールのフレイル使い/Hellhole Flailer》
3マナ4/3、直接火力付き。
優秀なサイズな歩くプレインズウォーカー対策と書けばとても強そうなクリーチャーだ
◇《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》
魔除けサイクル。inラクドス
甲)墓地除外。墓地対策の豊富なセットだが、何故か墓地利用は少ない。ゴルガリ相手ならよく使いそうだ。
乙)アーティファクト除去。アーティファクト対策の多いセットだが、何故かアーティファクトは12枚しか存在しない。マナアーティファクトを割るのによく使いそうだ。
丙)クリーチャー数に依存した直接火力。トークンを並べるセレズニアに良く効くし、トドメのひと押しとしても有効。トドメに使う時は絆魂には注意。なお、プレインズウォーカーはどうやっても無理。相手のプレインズウォーカーは当然、自分のプレインズウォーカーすら身代わりに出来ない
結論:《ラクドスの魔除け》は強いカードだが、相手によっては全く効かない。メタによってはサイドボードに落とすことも考えよう
◇《ラクドスの激怒犬/Rakdos Ragemutt》
他色クリーチャーにありがちな、適当に能力2つ付けてみました系のクリーチャー。
でも速攻+絆魂なら文句はない
◇《ラクドスの首謀者/Rakdos Ringleader》
6マナだけあって3つも能力が付いている。
1つ目は先制攻撃。低いタフネスをカバーできて自己完結している。
2つ目は戦闘ダメージを与えればランダムディスカード。無作為手札破壊は強いので相手は必ずブロックしてくる。そこで1つ目の能力が活きてくる。ブロックされて死ぬことは少ないだろう。
3つ目は再生。越えられない壁を出されてもブロッカーとして役に立つ。
この通り《ラクドスの首謀者》はどんな盤面でも役に立つ。6マナ使う価値はありそうだ
◇《暴動の長、ラクドス/Rakdos, Lord of Riots》
ラクドスの伝説のクリーチャーはラクドス。
4マナ6/6飛行トランプルと高性能な上、狂喜のようなマナ加速能力まで持っている。一度攻撃が通ってしまえば次々と後続が展開できて、数ターンで勝利してしまいそうだ。
問題はまず攻撃を通す必要がある点。だが解鎖でサイズで負けず、火力も除去も備えたラクドスならラクドス召喚は難しくはない
◇《ラクドスの復活/Rakdos’s Return》
X点火力!
何時の時代のブロック構築でもX点火力は一線級。例えクリーチャーを除去できなくてもプレイヤーかプレインズウォーカーを焼ければ十分。
ついでに相手を暴勇状態にできるので一回通れば殆ど勝ちだ。
セレズニア、ゴルガリ相手ならほぼ確実に通る。ラクドスミラーなら先に撃った方が有利。セレズニア、イゼット相手には頑張って通そう
◇《リックス・マーディのギルド魔道士/Rix Maadi Guildmage》
ラクドスのギルド魔道士。
1つ目の能力はブロッククリーチャー除去。限定的だが攻撃機会の多いラクドスならよく使える能力だ。壁も突破しやすいし、除去が見えているからブロックされることも少いだろう。狂喜も狙えてグッド。
2つ目の能力は狂喜の直接ライフロス。起動コストが軽く余ったマナを使い切りやすい。パターンに入れば一気にライフを削れそうだ
◇《頭蓋裂き/Skull Rend》
《ラクドスの復活》がX=2限定になり1マナ重くなったがランダムになった。
5ターン目に撃つと考えれば3枚ディスカードと2枚ランダムディスカードは迷うところだが、Y(>5)ターン目なら(Y-2)枚ディスカードの方が有用そうではある。では《頭蓋裂き》が《ラクドスの復活》の下位互換かと言われると、他のギルドを含めるとその限りではない。
例えば《世紀の実験》で捲れて嬉しいのは《頭蓋裂き》だし、《ロクソドンの強打者/Loxodon Smiter》を回避できる可能性があるのは《頭蓋裂き》だけだ。
メタによって使いわけよう
◇《殺戮遊戯/Slaughter Games》
殺戮遊戯-ジェノサイドゲーム
名前だけ聞くとクリーチャーやプレイヤーを除去するカードに思えるが、戮るのはプレイヤーの精神。コンボ使いかコントロール使いが最も嫌いなものの一つ、指定された名前のカードを手札墓地ライブラリーから追放する、効果だ。
特に使用出来るカード種類数の少ないブロック構築においては指定するカードに困ることは少ない。特にギルド推奨の環境では土地を見ただけで指定するカードを決められそうだ。
ついでに打ち消されないので、4ターン目に気軽にロボトミーできる。相手が黒赤の土地を使っていたら真っ先に《殺戮遊戯》を抜いてしまおう
◇《リックス・マーディの落とし子/Spawn of Rix Maadi》
標準的な解鎖クリーチャー。
新しいブロックで新しいキーワード能力が増えると、とりあえずバニラクリーチャーにそのキーワード能力だけを持たせて、如何にもそのブロックの特徴を出してますよ的なカードが作り出されることが多い。
そういった意味で《リックス・マーディの落とし子》は普通で標準的。普通に解鎖デッキで使用を考慮されるべきクリーチャーだ
◇《墓所生まれの恐怖/Cryptborn Horror》
実質狂喜Xの0/0トランプル。
序盤から解鎖してサイズを上げたクリーチャーを並べて、サイズの上がった《墓所生まれの恐怖》に繋ぐのがラクドスのスタイルと出来そうだ。
また、同じ条件を持った《暴動の長、ラクドス》は超えたいところ。《暴動の長、ラクドス》で大量展開した後ならスゴイサイズの《墓所生まれの恐怖》が生まれそうだ
◇《ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler》
混色1マナサイクル。ラクドスは2/2ブロックできない!ラクドスの1ターン目として非常に優秀なクリーチャーだ。
1マナでブロックできないクリーチャーは終盤に腐りやすいが、鎖を解かなければチャンプブロックも可能。いつ引いても無駄になることはないぞ
◇《ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak》
《ラクドスの哄笑者》が1マナ重くなった代わりに速攻がついてタフネスが下がってブロックできるようになった。
初手にあると嬉しいのは《ラクドスの哄笑者》だが、後半に引いて嬉しいのは速攻持ちの《ラクドスの切り刻み教徒》だ。何方も強いことは間違いないが。
特に1ターン目《ラクドスの哄笑者》→2ターン目《ラクドスの切り刻み教徒》の流れが強そうだ
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