ブロック構築的ラヴニカへの回帰考察①
2012年9月24日 ブロック構築 コメント (1)ラヴニカへの回帰のフルスポイラーが出てました。
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig
発売まで3週間なので、今のうちに全カードを考察しておこうと思います。タイトル通りブロック構築的に。全12回予定。
まずは土地の考察から
土地18枚。
◇《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》
ラヴニカへの回帰で基本的な土地となる門サイクル。ギルドデッキを組むなら必須土地だ。
さて、アゾリウス評議会のギルド門は白マナか青マナを生み出すことが出来る。アゾリウス評議会は白と青のギルドなのでアゾリウスデッキで使えそうだ。
奇をてらって意味不明な2色土地しかなかったイニストの悲劇は回避できて何より
◇《血の墓所/Blood Crypt》
まず始めに言わせてもらうと、1年前は吸血鬼デッキやゾンビデッキやスピリットデッキや狼男デッキを使いたかった。でも出来なかったんだ。何故だと思う?
答えは簡単。土地が無かったからだ。例えば吸血鬼は黒赤が推奨されていたが、黒赤土地が無かった。代わりに渡されたのが《ステンシアの血の間/Stensia Bloodhall》。正直どうすればいいのか分からなかったね。
さて一年後、ラクドス教団の信者達に与えられた土地は? そう、《血の墓所》だ。この土地は対戦相手に2点ダメージを与えることは出来ないどころか、自分に2点ダメージを与えることもあるが、「黒マナ」と「赤マナ」を供給してくれる。一年前に本当に欲しかったのは《ステンシアの血の間》なんかでは無く、この《血の墓所》だったんだ。
そして今ここに《血の墓所》がある。ラクドス教団が使わない理由はないね
◇《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》
貴重なゴルガリ団の2色土地。ショックランドと比べるとタップインが痛いが、比べること自体がナンセンス。ゴルガリ団なら両方4積みが基本
◇《守護者の木立ち/Grove of the Guardian》
無色マナしか出ないが、マナ能力以外の能力を持つ土地サイクルのセレズニア版。…と思ったらセレズニア専用。
他色環境で色マナが出ないのは痛い。2ターン目に《ギルド魔道士》を召喚できないし、《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya’s Voice》を使うデッキでは全く使いたくない土地だ。
しかし、《守護者の木立ち》は8/8警戒と非常に強力なトークンを生み出すことが出来る。セレズニアの能力である居住とも相性がいいし、トークンを利用することでコストも払いやすい。うまく使いこなせれば強力な土地だ。
デッキの土地枚数を調整して使いこなそう
◇《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
さあアゾリウスデッキを作ろう!(ただしショックランドを持つ者に限る)
防御的なアゾリウスにとってライフは貴重。あまりアンタップインさせたくはないが、アゾリウスは再序盤から動くことも少ないので、タップインで事足りる。つまりアゾリウスなら必須な土地だ
イゼット・ギルドゲート
◇《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
イゼット団のギルド門。青と赤には「門」シナジーが無いが、2色土地は必須カードだ。
◇《草むした墓/Overgrown Tomb》
ゴルガリ団のショックランド。
RTRブロックでは沼と森を参照することが一番多い。最も基本土地タイプの恩恵を受けられるショックランドだ
◇《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》
ラクドス教団のギルド門。マナサポートもドローソースも少ない黒と赤にとって2色土地はタップインだろうと必須土地だ
◇《ならず者の道/Rogue’s Passage》
無色マナしか出ないが、アンブロッカブル能力を付けられる土地。壁の多いRTR環境で回避能力は重宝される。
狂喜狙いでラクドスに、単回強化の多さでゴルガリに、戦闘ダメージを与えた時能力を期待してイゼットやセレズニアに。どのギルドでも使えそうな土地だ
◇《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate》
セレズニア議事会のギルド門。「門」シナジーの多い緑と白にとって、よくサーチされる土地となりそうだ
イゼット・ショックランド
◇《蒸気孔/Steam Vents》
団員数の一番多いイゼット団のショックランド。人気も需要も高そうなので必ず4枚は揃えたい
◇《寺院の庭/Temple Garden》
緑白の土地。とりあえず必須だろう
◇《ギルド渡りの行列/Transguild Promenade》
オルゾフ、ディミーア、グルール、ボロス、シミック使いにとって唯一与えられた希望、5色土地。
2色土地8枚で足りない人や、3色以上使いたい人にとっても嬉しい、5色土地。
意外と使われる機会が多そうだ
◇《平地/Plains》
今回も無事に基本土地が再録。
どんな環境でも白単を使いたい人は多いので、この再録は嬉しい限り
◇《島/Island》
前環境で消えてしまった土地が再録。
打ち消されないカードが多く、青単が生き残れるかは分からないが、コントロールでよく並びやすく、使用回数も多そうだ
◇《沼/Swamp》
前環境において単色で一番活躍した土地が再録。
今回も単色で一番期待できそうだ
◇《山/Mountain》
優秀な火力の御蔭で初期から末期まで安定して使われた土地が再録。
RTRでは単色でもダブルシンボルが多い。赤単を組む価値はありそうだ
◇《森/Forest》
2番目くらいに単色が使われた土地が再録。
除去の無い緑単だが、サイズで圧倒すれば問題ないね
http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/returntoravnica/cig
発売まで3週間なので、今のうちに全カードを考察しておこうと思います。タイトル通りブロック構築的に。全12回予定。
まずは土地の考察から
土地18枚。
◇《アゾリウスのギルド門/Azorius Guildgate》
ラヴニカへの回帰で基本的な土地となる門サイクル。ギルドデッキを組むなら必須土地だ。
さて、アゾリウス評議会のギルド門は白マナか青マナを生み出すことが出来る。アゾリウス評議会は白と青のギルドなのでアゾリウスデッキで使えそうだ。
奇をてらって意味不明な2色土地しかなかったイニストの悲劇は回避できて何より
◇《血の墓所/Blood Crypt》
まず始めに言わせてもらうと、1年前は吸血鬼デッキやゾンビデッキやスピリットデッキや狼男デッキを使いたかった。でも出来なかったんだ。何故だと思う?
答えは簡単。土地が無かったからだ。例えば吸血鬼は黒赤が推奨されていたが、黒赤土地が無かった。代わりに渡されたのが《ステンシアの血の間/Stensia Bloodhall》。正直どうすればいいのか分からなかったね。
さて一年後、ラクドス教団の信者達に与えられた土地は? そう、《血の墓所》だ。この土地は対戦相手に2点ダメージを与えることは出来ないどころか、自分に2点ダメージを与えることもあるが、「黒マナ」と「赤マナ」を供給してくれる。一年前に本当に欲しかったのは《ステンシアの血の間》なんかでは無く、この《血の墓所》だったんだ。
そして今ここに《血の墓所》がある。ラクドス教団が使わない理由はないね
◇《ゴルガリのギルド門/Golgari Guildgate》
貴重なゴルガリ団の2色土地。ショックランドと比べるとタップインが痛いが、比べること自体がナンセンス。ゴルガリ団なら両方4積みが基本
◇《守護者の木立ち/Grove of the Guardian》
無色マナしか出ないが、マナ能力以外の能力を持つ土地サイクルのセレズニア版。…と思ったらセレズニア専用。
他色環境で色マナが出ないのは痛い。2ターン目に《ギルド魔道士》を召喚できないし、《セレズニアの声、トロスターニ/Trostani, Selesnya’s Voice》を使うデッキでは全く使いたくない土地だ。
しかし、《守護者の木立ち》は8/8警戒と非常に強力なトークンを生み出すことが出来る。セレズニアの能力である居住とも相性がいいし、トークンを利用することでコストも払いやすい。うまく使いこなせれば強力な土地だ。
デッキの土地枚数を調整して使いこなそう
◇《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
さあアゾリウスデッキを作ろう!(ただしショックランドを持つ者に限る)
防御的なアゾリウスにとってライフは貴重。あまりアンタップインさせたくはないが、アゾリウスは再序盤から動くことも少ないので、タップインで事足りる。つまりアゾリウスなら必須な土地だ
イゼット・ギルドゲート
◇《イゼットのギルド門/Izzet Guildgate》
イゼット団のギルド門。青と赤には「門」シナジーが無いが、2色土地は必須カードだ。
◇《草むした墓/Overgrown Tomb》
ゴルガリ団のショックランド。
RTRブロックでは沼と森を参照することが一番多い。最も基本土地タイプの恩恵を受けられるショックランドだ
◇《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》
ラクドス教団のギルド門。マナサポートもドローソースも少ない黒と赤にとって2色土地はタップインだろうと必須土地だ
◇《ならず者の道/Rogue’s Passage》
無色マナしか出ないが、アンブロッカブル能力を付けられる土地。壁の多いRTR環境で回避能力は重宝される。
狂喜狙いでラクドスに、単回強化の多さでゴルガリに、戦闘ダメージを与えた時能力を期待してイゼットやセレズニアに。どのギルドでも使えそうな土地だ
◇《セレズニアのギルド門/Selesnya Guildgate》
セレズニア議事会のギルド門。「門」シナジーの多い緑と白にとって、よくサーチされる土地となりそうだ
イゼット・ショックランド
◇《蒸気孔/Steam Vents》
団員数の一番多いイゼット団のショックランド。人気も需要も高そうなので必ず4枚は揃えたい
◇《寺院の庭/Temple Garden》
緑白の土地。とりあえず必須だろう
◇《ギルド渡りの行列/Transguild Promenade》
オルゾフ、ディミーア、グルール、ボロス、シミック使いにとって唯一与えられた希望、5色土地。
2色土地8枚で足りない人や、3色以上使いたい人にとっても嬉しい、5色土地。
意外と使われる機会が多そうだ
◇《平地/Plains》
今回も無事に基本土地が再録。
どんな環境でも白単を使いたい人は多いので、この再録は嬉しい限り
◇《島/Island》
前環境で消えてしまった土地が再録。
打ち消されないカードが多く、青単が生き残れるかは分からないが、コントロールでよく並びやすく、使用回数も多そうだ
◇《沼/Swamp》
前環境において単色で一番活躍した土地が再録。
今回も単色で一番期待できそうだ
◇《山/Mountain》
優秀な火力の御蔭で初期から末期まで安定して使われた土地が再録。
RTRでは単色でもダブルシンボルが多い。赤単を組む価値はありそうだ
◇《森/Forest》
2番目くらいに単色が使われた土地が再録。
除去の無い緑単だが、サイズで圧倒すれば問題ないね
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