リミテバベルのススメ③「索引」
2012年7月14日 リミテッド最近、青黒緑t白の殻バベルを使ってみました。
《機知の戦い》が必要無いくらい強いですね。普通のデッキが1枚積みするところを、バベルなら殆どのパーツを2枚積みできるので、事故が少ない気がします。
この殻バベルに《機知の戦い》が加わると、それは強いバベルになるでしょうね。
~リミテバベルのススメ③~
「索引」
というわけで、今回はリミテバベル最強のサポートカード《索引/Index》の使い方を紹介します。
■《索引》について
まあ使い方と言っても、《機知の戦い》を唱えたい前のターンに《索引》を使うと、《機知の戦い》を引く確率が少し上がります。
それだけですが、確率で見るとバカにならない数字になります。具体的に表すと、
●ライブラリーが残り201枚。内《機知の戦い》1枚、その他200枚とする。
・普通に次のターンにドローした場合の勝率
1/201 = 0.004975124 ≒ 0.498%
・《索引》を使い、次のターンにドローした場合の勝率
5/201 = 0.024875622 ≒ 2.49%
勝率が5倍になりました。これが《索引》の力です。
■《索引》キープ基準
パート②では勝率を求めました。その時は《機知の戦い》を引くまでマリガンをしていましたが、《機知の戦い》以外のカードが入ったことによりキープ基準が難しくなりました。
今回はシンプルな構成のデッキで《索引》キープ出来る基準を求めてみます。
●デッキ
《機知の戦い》1枚
《索引》1枚
《島》210枚
他の条件はパート②と同様とする。(つまり5ターン目に《機知の戦い》)
□「X回マリガンして手札全て《島》」
基本的に先攻なら5回、後攻なら6回までマリガンしたほうがいいです。
《索引》が入ったことで若干勝率が変わりますが、おおよそパート②で紹介した勝率になります。
□「クインティプルマリガンして手札2枚(《索引》1、《島》1)」
先攻でここまでマリガンしてこのケースを引いてしまうと、5ターン目に《機知の戦い》がプレイ不可能になります。
仕方ないのでここでキープします。
後攻マリガンするか悩むところ。キープした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
9/210 = 0.042857143 ≒ 4.29%
マリガンした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2) = 0.027631226 ≒ 2.76%
よって、キープした方がいいです。
□「クアドラプルマリガンして手札3枚(《索引》1、《島》2)」
先攻でキープした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
8/209 = 0.038277512 ≒ 3.83%
マリガンすると
C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2) = 0.027631226 ≒ 2.76%
よって、キープ。
後攻でキープすると
9/209 = 0.043062201 ≒ 4.31%
マリガンすると
(1 - C(211, 2) / C(212, 2)) + ((C(2, 1) * C(210, 1) / (C(212, 2) * 2) * 9 / 210) + (C(210, 2) / C(212, 2) * C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2)) = 0.036947476 ≒ 3.69%
よって、キープ。
□「トリプルマリガンして手札4枚(《索引》1、《島》3)」
先攻キープ
8/208 = 0.038461538 ≒ 3.85%
マリガン
0.014150943 * 1 + 0.014016811 * 0.038277512 + 0.971832245 * 0.027631226 = 0.041540388 ≒ 4.15%
よって、マリガンします。
後攻キープ
9/208 = 0.043269231 ≒ 4.33%
マリガン
0.050661287 ≒ 5.07%
よって、マリガンします。
これ以上は「マリガン > キープ」が続きます。
よって、キープ基準が次のように決まりました。
「《機知の戦い》が来るまで、4回(手札3枚まで)マリガンする。
それ以降は《索引》が来た時点でキープ」
今回は 1:1:210 で計算しましたが、《索引》はコモンなので複数枚拾えることも多そうです。
その場合も↑のキープ基準で問題無さそうです。
(土地事故する確率が上がりそうですが、 1:9:202 でクアドラプルマリガン後の5ターン目に土地が5個以上並ぶ確率は99.8%)
■「まとめ」
《索引》はリミテバベルに最適。
キープ基準に気をつけて適切な積み込みを。
次回は、その他のサポートカードについて考察します。
次回 ~リミテバベルのススメ④~「サーチカード?」
「おまけ」
■「もしも《索引》の代わりに《思案/Ponder》が再録されていたら」
M13で《索引》が再録された代わりに《思案》が再録落ちしてしまいました。
構築戦、普通の限定戦においては《思案》の方が使いやすいです。しかし、リミテバベルでは《索引》の方が優れています。
例えば、手札3枚(《索引》1、《島》2)をキープした勝率は3.83%でしたが、手札3枚(《思案》1、《島》2)の勝率は3.81%しかありません。
そして何より、《思案》はライブラリーを削ってしまうという欠点があります。
デッキ枚数をギリギリにすると《思案》を唱えた時点で負けてしまいます。かと言ってデッキ枚数を増やすと《機知の戦い》を引くのが遅くなるわけで…
うん、《索引》でよかったね
《機知の戦い》が必要無いくらい強いですね。普通のデッキが1枚積みするところを、バベルなら殆どのパーツを2枚積みできるので、事故が少ない気がします。
この殻バベルに《機知の戦い》が加わると、それは強いバベルになるでしょうね。
~リミテバベルのススメ③~
「索引」
というわけで、今回はリミテバベル最強のサポートカード《索引/Index》の使い方を紹介します。
■《索引》について
まあ使い方と言っても、《機知の戦い》を唱えたい前のターンに《索引》を使うと、《機知の戦い》を引く確率が少し上がります。
それだけですが、確率で見るとバカにならない数字になります。具体的に表すと、
●ライブラリーが残り201枚。内《機知の戦い》1枚、その他200枚とする。
・普通に次のターンにドローした場合の勝率
1/201 = 0.004975124 ≒ 0.498%
・《索引》を使い、次のターンにドローした場合の勝率
5/201 = 0.024875622 ≒ 2.49%
勝率が5倍になりました。これが《索引》の力です。
■《索引》キープ基準
パート②では勝率を求めました。その時は《機知の戦い》を引くまでマリガンをしていましたが、《機知の戦い》以外のカードが入ったことによりキープ基準が難しくなりました。
今回はシンプルな構成のデッキで《索引》キープ出来る基準を求めてみます。
●デッキ
《機知の戦い》1枚
《索引》1枚
《島》210枚
他の条件はパート②と同様とする。(つまり5ターン目に《機知の戦い》)
□「X回マリガンして手札全て《島》」
基本的に先攻なら5回、後攻なら6回までマリガンしたほうがいいです。
《索引》が入ったことで若干勝率が変わりますが、おおよそパート②で紹介した勝率になります。
□「クインティプルマリガンして手札2枚(《索引》1、《島》1)」
先攻でここまでマリガンしてこのケースを引いてしまうと、5ターン目に《機知の戦い》がプレイ不可能になります。
仕方ないのでここでキープします。
後攻マリガンするか悩むところ。キープした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
9/210 = 0.042857143 ≒ 4.29%
マリガンした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2) = 0.027631226 ≒ 2.76%
よって、キープした方がいいです。
□「クアドラプルマリガンして手札3枚(《索引》1、《島》2)」
先攻でキープした場合の5ターン目《機知の戦い》率は
8/209 = 0.038277512 ≒ 3.83%
マリガンすると
C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2) = 0.027631226 ≒ 2.76%
よって、キープ。
後攻でキープすると
9/209 = 0.043062201 ≒ 4.31%
マリガンすると
(1 - C(211, 2) / C(212, 2)) + ((C(2, 1) * C(210, 1) / (C(212, 2) * 2) * 9 / 210) + (C(210, 2) / C(212, 2) * C(6, 1) * C(206, 1) / (C(212, 2) * 2)) = 0.036947476 ≒ 3.69%
よって、キープ。
□「トリプルマリガンして手札4枚(《索引》1、《島》3)」
先攻キープ
8/208 = 0.038461538 ≒ 3.85%
マリガン
0.014150943 * 1 + 0.014016811 * 0.038277512 + 0.971832245 * 0.027631226 = 0.041540388 ≒ 4.15%
よって、マリガンします。
後攻キープ
9/208 = 0.043269231 ≒ 4.33%
マリガン
0.050661287 ≒ 5.07%
よって、マリガンします。
これ以上は「マリガン > キープ」が続きます。
よって、キープ基準が次のように決まりました。
「《機知の戦い》が来るまで、4回(手札3枚まで)マリガンする。
それ以降は《索引》が来た時点でキープ」
今回は 1:1:210 で計算しましたが、《索引》はコモンなので複数枚拾えることも多そうです。
その場合も↑のキープ基準で問題無さそうです。
(土地事故する確率が上がりそうですが、 1:9:202 でクアドラプルマリガン後の5ターン目に土地が5個以上並ぶ確率は99.8%)
■「まとめ」
《索引》はリミテバベルに最適。
キープ基準に気をつけて適切な積み込みを。
次回は、その他のサポートカードについて考察します。
次回 ~リミテバベルのススメ④~「サーチカード?」
「おまけ」
■「もしも《索引》の代わりに《思案/Ponder》が再録されていたら」
M13で《索引》が再録された代わりに《思案》が再録落ちしてしまいました。
構築戦、普通の限定戦においては《思案》の方が使いやすいです。しかし、リミテバベルでは《索引》の方が優れています。
例えば、手札3枚(《索引》1、《島》2)をキープした勝率は3.83%でしたが、手札3枚(《思案》1、《島》2)の勝率は3.81%しかありません。
そして何より、《思案》はライブラリーを削ってしまうという欠点があります。
デッキ枚数をギリギリにすると《思案》を唱えた時点で負けてしまいます。かと言ってデッキ枚数を増やすと《機知の戦い》を引くのが遅くなるわけで…
うん、《索引》でよかったね
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