ブロック構築的新たなるファイレクシア考察⑤

2011年5月13日ブロック構築

青4枚。
必須カードが多すぎます

◇《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》★★★★★

これまでのブロック構築では、土地が3つ立ってる青使い相手にはカウンターを警戒して動く必要があった。逆に青使いもカウンターを構える為、常に土地を3つ立てておく必要があった。特にコントロール同士の対戦では、お互いにドローゴーを繰り返すのが日常となっていた。
何故そのような事態に陥ったかというと、相手の手札が分からなかったからだ。SOM,MBS環境で手札を確認できるのは《記憶殺し/Memoricide》１枚だけ。

という訳で、手札を確認出来る《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》は環境に大きな影響を与えるだろう。
しかも(U/Φ)マナなのでどのデッキでも使える。というかどのデッキにも必須カードだろう。
これからは《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を引けるかどうかの勝負になりそう。《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》キープとか、《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》引くまでマリガンとか

◇《突き刺しモズ/Impaler Shrike》☆☆☆☆☆

《ニューロックの猛士/Neurok Commando》と似たクリーチャー。
《ニューロックの猛士/Neurok Commando》は除去耐性があり、《突き刺しモズ/Impaler Shrike》は回避能力がある。どちらが使われるかは完全にメタ次第

◇《核の占い師、ジン＝ギタクシアス/Jin-Gitaxias, Core Augur》★★★★★

出て生き残ればゲームエンド。10マナと重いが、コントロールなら普通に出せるレベル。瞬速もあって使いやすい。
強いクリーチャーだが、《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》《青の太陽の頂点/Blue Sun’s Zenith》といった効果が似ているカードが多数あるので、どれを使うか迷うところ。フィニッシャーを散らす意味で全部使ってもいい

◇《精神的つまづき/Mental Misstep》★★★★★

1マナのカウンター。Φマナなのでどの色でも使えるカウンター。1マナなので効果範囲は1マナ限定だ。
さて、《精神的つまづき/Mental Misstep》で打ち消せる呪文は63枚存在する。

《回収の斥候/Salvage Scout》
《きらめく鷹/Glint Hawk》
《主導権の奪取/Seize the Initiative》
《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
《空への跳躍/Vault Skyward》
《取り繕い/Turn Aside》
《よじれた映像/Twisted Image》
《煙霧吐き/Fume Spitter》
《汚れた一撃/Tainted Strike》
《ゴブリンの小槌打ち/Goblin Gaveleer》
《突撃のストロボ/Assault Strobe》
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
《感電破/Galvanic Blast》
《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder》
《荒々しき力/Untamed Might》
《エズーリの射手/Ezuri’s Archers》
《銅角笛の斥候/Copperhorn Scout》
《死への抵抗/Withstand Death》
《風の突き刺し/Wing Puncture》
《媒介のアスプ/Vector Asp》
《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》
《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》
《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb》
《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb》
《黄金の甕/Golden Urn》
《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff》
《浸透のレンズ/Infiltration Lens》
《ダークスティールの斧/Darksteel Axe》
《キマイラ的大群/Chimeric Mass》X=1
《献身的な補充兵/Ardent Recruit》
《鋼の妨害/Steel Sabotage》
《悪性の傷/Virulent Wound》
《恐ろしき天啓/Horrifying Revelation》
《圧壊/Crush》
《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith》X=0
《不自然な捕食/Unnatural Predation》
《ミラディンの血気/Mirran Mettle》
《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith》X=0
《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk》
《叫び角笛/Shriekhorn》
《銅の甲殻/Copper Carapace》
《信号の邪魔者/Signal Pest》
《急送/Dispatch》
《骨髄の破片/Marrow Shards》
《防御姿勢/Defensive Stance》
《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
《精神的つまづき/Mental Misstep》
《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
《蔑み/Despise》
《邪悪の気配/Evil Presence》
《外科的摘出/Surgical Extraction》
《焼炉の悪獣/Furnace Scamp》
《はらわた撃ち/Gut Shot》
《金屑の悪鬼/Slag Fiend》
《腐食の突風/Corrosive Gale》
《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf》
《変異原性の成長/Mutagenic Growth》
《有毒の蘇生/Noxious Revival》
《ヴィリジアンの収穫/Viridian Harvest》
《グレムリン地雷/Gremlin Mine》
《呪詛の寄生虫/Hex Parasite》
《うねりの結節/Surge Node》

前環境では、1マナカードは殆ど使われていない。ただし、白単鋼はそれなりに有効そうだ。白単鋼は初動が重要なので、0ターン目からカウンター出来るのが大きい。
更にNPHで優秀な1マナカードが増えたので、それらの対策に《精神的つまづき/Mental Misstep》は有効だ。
これまでに考察した《骨髄の破片/Marrow Shards》《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》はどのデッキでも使われるので、自然と《精神的つまづき/Mental Misstep》は全てのデッキに積まれることになりそうだ。
1ターン目の2ライフ払った《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》を、2ライフ払って打ち消そうとした《精神的つまづき/Mental Misstep》を2ライフ払った《精神的つまづき/Mental Misstep》でカウンター。という光景が今後よく見られるかもしれない。
ただし、《精神的つまづき/Mental Misstep》が流行ると1マナカードが使われなくなり、《精神的つまづき/Mental Misstep》も姿を消すかもしれない。
しかしそうなると《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》が使い放題なので、結局《精神的つまづき/Mental Misstep》の出番ということになると思われる。