ブロック構築的 新たなるファイレクシア考察④
2011年5月12日 ブロック構築青8枚。
青黒、青単、青黒白、青白、青赤、青赤緑、どの色とも相性の良い青でしたが、これからは何色になるのでしょうか
◇《銀白の突然変異/Argent Mutation》☆☆☆☆☆
対象のパーマネントをアーティファクトにするインスタント。
これとシナジーするカードをザッと挙げてみると
SOM(50/239)
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden》
《きらめく鷹/Glint Hawk》
《存在の破棄/Revoke Existence》
《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright》
《高僧の見習い/Abuna Acolyte》
《正義の施行/Dispense Justice》
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
《不退転の大天使/Indomitable Archangel》
《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
《金切り声のシルカウ/Screeching Silcaw》
《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent》
《ルーメングリッドのドレイク/Lumengrid Drake》
《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
《新たな造形/Shape Anew》
《銀白のスフィンクス/Argent Sphinx》
《大建築家/Grand Architect》
《秘宝の腐敗/Relic Putrescence》
《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》
《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault》
《オキシダの向こう見ず/Oxidda Daredevil》
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
《感電破/Galvanic Blast》
《鉄を食うもの/Ferrovore》
《粉砕/Shatter》
《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
《連射のオーガ/Barrage Ogre》
《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》
《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon》
《溶鉄の精神/Molten Psyche》
《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
《腐食獣/Molder Beast》
《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel》
《吠える絡みワーム/Bellowing Tanglewurm》
《真っ二つ/Slice in Twain》
《エズーリの大部隊/Ezuri’s Brigade》
《金属の駿馬/Chrome Steed》
《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut》
《刻まれた勇者/Etched Champion》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan》
《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《錆ダニ/Rust Tick》
《錆びた秘宝/Rusted Relic》
《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica》
《ゲスの玉座/Throne of Geth》
《転倒の磁石/Tumble Magnet》
MBS(24/150)
《献身的な補充兵/Ardent Recruit》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
《消失の命令/Banishment Decree》
《神への捧げ物/Divine Offering》
《尖塔の海蛇/Spire Serpent》
《鋼の妨害/Steel Sabotage》
《喉首狙い/Go for the Throat》
《オオアゴザウルス/Gnathosaur》
《ヘルカイトの点火者/Hellkite Igniter》
《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend》
《らせんの決闘者/Spiraling Duelist》
《震盪の稲妻/Concussive Bolt》
《金属の熟達/Metallic Mastery》
《圧壊/Crush》
《核への投入/Into the Core》
《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder》
《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》
《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
《ミラディンの血気/Mirran Mettle》
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《磁力地雷/Magnetic Mine》
《ピストン式大槌/Piston Sledge》
《剃刀ヶ原のサイ/Razorfield Rhino》
《錆びた斬鬼/Rusted Slasher》
NPH(15/170)
《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
《急送/Dispatch》
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》
《戦争報告/War Report》
《無感覚の投薬/Numbing Dose》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《盲目の盲信者/Blind Zealot》
《石弾化/Artillerize》
《棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl》
《無情な侵略/Ruthless Invasion》
《勝利の破壊/Victorious Destruction》
《鞭打ち炎/Whipflare》
《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn》
《ヴィリジアンの収穫/Viridian Harvest》
《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer》
《グレムリン地雷/Gremlin Mine》
《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》
合計で 89/549 = 16.2%
意外と少ない!?
◇《霊気の武装/Arm with AEther》☆☆☆☆☆
ソーサリーバウンスは使いづらいが、それが複数体戻せるとなると話は別だ。
青には飛行や《荒廃の工作員/Blighted Agent》などの回避能力が多く、複数バウンスが容易に狙える。クロックパーミ系のデッキで活躍出来そうだ。
トークンを使う接合者デッキには効果抜群
◇《荒廃の工作員/Blighted Agent》★★★★★
これはひどい。《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》とは何だったのかと言いたくなる程の性能。
装備品や《大建築家/Grand Architect》でパワーを上げて殴ってもいいし、カウンターを構えて10回殴ってもいい。青単感染が現実となった
◇《つながれた喉首追い/Chained Throatseeker》☆☆☆☆☆
青には《荒廃の工作員/Blighted Agent》や《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》がいるので、攻撃できないことは殆どない。青単感染のフィニッシャーとして期待できる
◇《尖塔の大長/Chancellor of the Spires》★★★★★
大長サイクルの内の一枚で、ライブラリー破壊効果を持つ。
しかし、現在のメタにはライブラリー破壊は存在しないので、効果を活かすことは難しそうだ。
もう一つの効果は完全に相手依存なので安定しない。使用率の高い頂点サイクルには効果がないし、白単鋼などインスタントもソーサリーも使わないデッキも多い。
結局、このカードは5/7飛行として使うのがよさそうだ。実は飛行クリーチャーとしてはタフネスが最大だったりする
◇《堕落した決意/Corrupted Resolve》★★★★★
さあ、青単感染を作ろう!!
使うカードは《荒廃の工作員/Blighted Agent》と《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》それと《堕落した決意/Corrupted Resolve》だ。
毒リソースが少し足りないので黒を混ぜると良さそうかな。《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》と《ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmother》と《荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon》をいれて、青黒感染の出来上がり!!
普通に強そうで困る
◇《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》★★★★★
相手のパーマネントをタップする能力の有用性は説明するまでもない。自分のパーマネントをアンタップする能力も、《転倒の磁石/Tumble Magnet》が使われる環境では強い。とにかく相手の計算を狂わせることができる。
また、瞬速で1/4なので《ニューロックの猛士/Neurok Commando》を普通に戦闘破壊もできる。非常に使い勝手の良いクリーチャーだ
◇《防御姿勢/Defensive Stance》☆☆☆☆☆
なんとP/Tに修整を与えるオーラが登場!!
P/Tに修整を与えるエンチャントには《鍛えられた鋼/Tempered Steel》があったが、オーラでは《防御姿勢/Defensive Stance》がSOM構築史上初となる。そしてSOM構築唯一の、P/Tに修整を与えるオーラだ。
P/Tに修整を与えるSOM構築唯一のオーラである《防御姿勢/Defensive Stance》の有用性は、とにかく除去されにくい点にある。装備品が流行らず、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》が流行ったのは、アーティファクト除去が多く、エンチャント除去が難しい環境だったからだ。エンチャントである《防御姿勢/Defensive Stance》を除去されることは殆どないと言っていい。
さて、除去されない《防御姿勢/Defensive Stance》の効果は二つある。
一つ目はパワーを-1する効果。主に相手のクリーチャーに付けて時間を稼ぐことが出来る。
速いデッキの多い環境でパワーを減らす効果は非常に役に立つ。1ターン目に出てきた《きらめく鷹/Glint Hawk》のパワーを減らすだけで3ターン以上は延命することが出来るだろう。感染クリーチャーや《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》に付けるとパワーを2減らしたのと等価なので、4ターン以上を凌ぐことが出来そうだ。1マナのカードとしては十分過ぎる効果だ。相手クリーチャーに付けられない装備品とは比べるまでもない。
二つ目はタフネスを+1する効果。主に自分のクリーチャーの耐性を上げることが出来る。
除去の多いことで有名なSOM構築だが、実は確定除去は少ない。むしろ《闇の掌握/Grasp of Darkness》《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》《不純の焼き払い/Burn the Impure》《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith》《金屑の嵐/Slagstorm》のようにタフネスに依存した除去の使用率も高い。そういった意味でタフネス増加は除去対策になる。例えば《大建築家/Grand Architect》のタフネスが4になっただけで、赤で除去するのは難しくなる。とても1マナの効果とは思えない。
以上のとおり、殆どの青いデッキで活躍が期待される《防御姿勢/Defensive Stance》だが、対策カードである《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》や《精神的つまづき/Mental Misstep》も同時に収録されてしまう。
テストプレイの段階で《防御姿勢/Defensive Stance》の強さに気付いていたということだろうか。流石はWizards社
青黒、青単、青黒白、青白、青赤、青赤緑、どの色とも相性の良い青でしたが、これからは何色になるのでしょうか
◇《銀白の突然変異/Argent Mutation》☆☆☆☆☆
対象のパーマネントをアーティファクトにするインスタント。
これとシナジーするカードをザッと挙げてみると
SOM(50/239)
《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser》
《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden》
《きらめく鷹/Glint Hawk》
《存在の破棄/Revoke Existence》
《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright》
《高僧の見習い/Abuna Acolyte》
《正義の施行/Dispense Justice》
《鍛えられた鋼/Tempered Steel》
《不退転の大天使/Indomitable Archangel》
《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch》
《金切り声のシルカウ/Screeching Silcaw》
《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent》
《ルーメングリッドのドレイク/Lumengrid Drake》
《冷静な反論/Stoic Rebuttal》
《新たな造形/Shape Anew》
《銀白のスフィンクス/Argent Sphinx》
《大建築家/Grand Architect》
《秘宝の腐敗/Relic Putrescence》
《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires》
《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault》
《オキシダの向こう見ず/Oxidda Daredevil》
《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
《感電破/Galvanic Blast》
《鉄を食うもの/Ferrovore》
《粉砕/Shatter》
《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers》
《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
《連射のオーガ/Barrage Ogre》
《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix》
《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon》
《溶鉄の精神/Molten Psyche》
《甲殻の鍛冶工/Carapace Forger》
《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
《腐食獣/Molder Beast》
《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel》
《吠える絡みワーム/Bellowing Tanglewurm》
《真っ二つ/Slice in Twain》
《エズーリの大部隊/Ezuri’s Brigade》
《金属の駿馬/Chrome Steed》
《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut》
《刻まれた勇者/Etched Champion》
《ゴーレムの職工/Golem Artisan》
《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
《オパールのモックス/Mox Opal》
《錆ダニ/Rust Tick》
《錆びた秘宝/Rusted Relic》
《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica》
《ゲスの玉座/Throne of Geth》
《転倒の磁石/Tumble Magnet》
MBS(24/150)
《献身的な補充兵/Ardent Recruit》
《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder》
《消失の命令/Banishment Decree》
《神への捧げ物/Divine Offering》
《尖塔の海蛇/Spire Serpent》
《鋼の妨害/Steel Sabotage》
《喉首狙い/Go for the Throat》
《オオアゴザウルス/Gnathosaur》
《ヘルカイトの点火者/Hellkite Igniter》
《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend》
《らせんの決闘者/Spiraling Duelist》
《震盪の稲妻/Concussive Bolt》
《金属の熟達/Metallic Mastery》
《圧壊/Crush》
《核への投入/Into the Core》
《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder》
《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary》
《忍び寄る腐食/Creeping Corrosion》
《ミラディンの血気/Mirran Mettle》
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《磁力地雷/Magnetic Mine》
《ピストン式大槌/Piston Sledge》
《剃刀ヶ原のサイ/Razorfield Rhino》
《錆びた斬鬼/Rusted Slasher》
NPH(15/170)
《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》
《急送/Dispatch》
《純鋼の聖騎士/Puresteel Paladin》
《戦争報告/War Report》
《無感覚の投薬/Numbing Dose》
《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph》
《盲目の盲信者/Blind Zealot》
《石弾化/Artillerize》
《棍棒での殴り合い/Bludgeon Brawl》
《無情な侵略/Ruthless Invasion》
《勝利の破壊/Victorious Destruction》
《鞭打ち炎/Whipflare》
《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn》
《ヴィリジアンの収穫/Viridian Harvest》
《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer》
《グレムリン地雷/Gremlin Mine》
《ファイレクシアの核/Phyrexia’s Core》
合計で 89/549 = 16.2%
意外と少ない!?
◇《霊気の武装/Arm with AEther》☆☆☆☆☆
ソーサリーバウンスは使いづらいが、それが複数体戻せるとなると話は別だ。
青には飛行や《荒廃の工作員/Blighted Agent》などの回避能力が多く、複数バウンスが容易に狙える。クロックパーミ系のデッキで活躍出来そうだ。
トークンを使う接合者デッキには効果抜群
◇《荒廃の工作員/Blighted Agent》★★★★★
これはひどい。《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》とは何だったのかと言いたくなる程の性能。
装備品や《大建築家/Grand Architect》でパワーを上げて殴ってもいいし、カウンターを構えて10回殴ってもいい。青単感染が現実となった
◇《つながれた喉首追い/Chained Throatseeker》☆☆☆☆☆
青には《荒廃の工作員/Blighted Agent》や《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》がいるので、攻撃できないことは殆どない。青単感染のフィニッシャーとして期待できる
◇《尖塔の大長/Chancellor of the Spires》★★★★★
大長サイクルの内の一枚で、ライブラリー破壊効果を持つ。
しかし、現在のメタにはライブラリー破壊は存在しないので、効果を活かすことは難しそうだ。
もう一つの効果は完全に相手依存なので安定しない。使用率の高い頂点サイクルには効果がないし、白単鋼などインスタントもソーサリーも使わないデッキも多い。
結局、このカードは5/7飛行として使うのがよさそうだ。実は飛行クリーチャーとしてはタフネスが最大だったりする
◇《堕落した決意/Corrupted Resolve》★★★★★
さあ、青単感染を作ろう!!
使うカードは《荒廃の工作員/Blighted Agent》と《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》それと《堕落した決意/Corrupted Resolve》だ。
毒リソースが少し足りないので黒を混ぜると良さそうかな。《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader》と《ファイレクシアの槽母/Phyrexian Vatmother》と《荒廃のドラゴン、スキジリクス/Skithiryx, the Blight Dragon》をいれて、青黒感染の出来上がり!!
普通に強そうで困る
◇《詐欺師の総督/Deceiver Exarch》★★★★★
相手のパーマネントをタップする能力の有用性は説明するまでもない。自分のパーマネントをアンタップする能力も、《転倒の磁石/Tumble Magnet》が使われる環境では強い。とにかく相手の計算を狂わせることができる。
また、瞬速で1/4なので《ニューロックの猛士/Neurok Commando》を普通に戦闘破壊もできる。非常に使い勝手の良いクリーチャーだ
◇《防御姿勢/Defensive Stance》☆☆☆☆☆
なんとP/Tに修整を与えるオーラが登場!!
P/Tに修整を与えるエンチャントには《鍛えられた鋼/Tempered Steel》があったが、オーラでは《防御姿勢/Defensive Stance》がSOM構築史上初となる。そしてSOM構築唯一の、P/Tに修整を与えるオーラだ。
P/Tに修整を与えるSOM構築唯一のオーラである《防御姿勢/Defensive Stance》の有用性は、とにかく除去されにくい点にある。装備品が流行らず、《鍛えられた鋼/Tempered Steel》が流行ったのは、アーティファクト除去が多く、エンチャント除去が難しい環境だったからだ。エンチャントである《防御姿勢/Defensive Stance》を除去されることは殆どないと言っていい。
さて、除去されない《防御姿勢/Defensive Stance》の効果は二つある。
一つ目はパワーを-1する効果。主に相手のクリーチャーに付けて時間を稼ぐことが出来る。
速いデッキの多い環境でパワーを減らす効果は非常に役に立つ。1ターン目に出てきた《きらめく鷹/Glint Hawk》のパワーを減らすだけで3ターン以上は延命することが出来るだろう。感染クリーチャーや《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》に付けるとパワーを2減らしたのと等価なので、4ターン以上を凌ぐことが出来そうだ。1マナのカードとしては十分過ぎる効果だ。相手クリーチャーに付けられない装備品とは比べるまでもない。
二つ目はタフネスを+1する効果。主に自分のクリーチャーの耐性を上げることが出来る。
除去の多いことで有名なSOM構築だが、実は確定除去は少ない。むしろ《闇の掌握/Grasp of Darkness》《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》《不純の焼き払い/Burn the Impure》《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith》《金屑の嵐/Slagstorm》のようにタフネスに依存した除去の使用率も高い。そういった意味でタフネス増加は除去対策になる。例えば《大建築家/Grand Architect》のタフネスが4になっただけで、赤で除去するのは難しくなる。とても1マナの効果とは思えない。
以上のとおり、殆どの青いデッキで活躍が期待される《防御姿勢/Defensive Stance》だが、対策カードである《使徒の祝福/Apostle’s Blessing》や《精神的つまづき/Mental Misstep》も同時に収録されてしまう。
テストプレイの段階で《防御姿勢/Defensive Stance》の強さに気付いていたということだろうか。流石はWizards社
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